“塵も積もれば”『アントマン&ワスプ』
シリーズ第二弾!
キャプテンとアイアンマンの戦いから2年……自宅謹慎になっていたスコットは、不思議な夢を見る。夢の中で見たこともない初老の女性になっていた彼だが、その彼の前に再びピム親子が現れる。かつて聞かされたハンクの妻の話に夢が関係あると言う。謹慎を破って密かに外出するスコットだが、その前に謎の敵が立ちはだかる……。
chateaudif.hatenadiary.com
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『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』より少し前に戻り、出番がなかったアントマンが何をしていたか、を描く。司法取引して2年も自宅謹慎になっている彼はもはやスーツもないし、時々くる娘と遊びつつダラダラしている。
が、マイケル・ダグラス博士と今や新ヒーロー「ワスプ」となった娘が厄介ごとを持ち込んできたせいで、GPSをこっそり外して監視の目を逃れつつ、二人に協力することに……。
最近のMCUの中では急にスケールが小さくなったな、という感じで、劇場版ドラえもんにも及んでいないぐらい。すこしふしぎ感を漂わせつつ、一作目ラストに登場した量子世界にまつわる冒険が始まる。そもそも30年前に量子世界へと消えた前ワスプことミシェル・ファイファーが生きているかも!という設定にまずびっくり。えーっ、何を食って生きているんだろ? 逆に小さくなりすぎると、人間ご飯を食べる心配もしなくてよくなるのだろうか? まあ作中で延々活動してるのに一食も取ってない映画もよくあるので、何かしら設定だけはあるのかもしれないが、でかい疑問を放置された感は否めず。
今回のヴィランは「ゴースト」で、マイケル・ダグラス博士と仲悪かったローレンス・フィッシュバーン博士とつながっていて、身体が消える消えないという問題に悩まされている、ということで、アントマンチームと表裏一体のバリエーション。目的は似たようなものだが共闘は決してしない。
この2チームにマフィアもからんで、マイケル・ダグラス博士の「研究所」を奪い合ってドタバタを延々繰り広げる。外で活躍しながらも、家にいるふりをし続けないといけないポール・ラッドは倍ぐらい大変な苦労を……。
まったく世界の危機とか関係なくて、延々と個人的問題、家族の話でドタバタしてるので、かえって面白い。小さいヒーローはやってることも小さい!
めでたくMCU入りしたミシェル・ファイファーさんの妙な神々しさと、ポール・ラッドの女性演技だけで結構元が取れた気分になる、なかなか面白い映画でありました。最後はまた「サノス、あのやろう!」となって終わるがな!
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