ルシフ様の2021年読了本

2021年の読書メーター
読んだ本の数:40
読んだページ数:11141
ナイス数:41

死の島 (文春文庫)死の島 (文春文庫)感想
孤島を舞台にしたホラー小説…‥ではありません! 癌を患った元編集者が死に向かう様を流石の筆致で見せる。これは同じく癌で亡くなった夫君を題材に、と思ったら、病の発覚は書き上げた後だったらしい。辛気臭い上に山場不足、なのにこれだけ読ませるのは只事じゃねえな。
読了日:12月30日 著者:小池 真理子
Fate/Zero Vol.1 -第四次聖杯戦争秘話-Fate/Zero Vol.1 -第四次聖杯戦争秘話-
読了日:12月29日 著者:虚淵 玄
許斐剛の天衣無縫の人生相談 ~人生って楽しいじゃん~ (ジャンプジェイブックスDIGITAL)許斐剛の天衣無縫の人生相談 ~人生って楽しいじゃん~ (ジャンプジェイブックスDIGITAL)
読了日:12月24日 著者:許斐剛
ライムスター宇多丸も唸った人生を変える最強の「自己低発」 低みライムスター宇多丸も唸った人生を変える最強の「自己低発」 低み
読了日:12月18日 著者:
ウディ・アレン追放 (文春e-book)ウディ・アレン追放 (文春e-book)感想
すっきりとした解決などもちろんない、ウディ・アレンミア・ファロー、一時は家族だった二人とその子供たちを巡るノンフィクション。吐きそうなほどにキモいウディ・アレンの女癖と、ミア・ファローの痛々しいまでの家族願望の激突がかかる悲劇を生んだのか? 「未成年」という存在への関わり方も考えさせられる。
読了日:12月03日 著者:猿渡 由紀
ドラゴンランス レイストリン戦記2 魂の剣〈下〉ドラゴンランス レイストリン戦記2 魂の剣〈下〉感想
新興宗教との対決、ソレースでの仲間たちとの別れ、そして大審問……! 短編「双子の大審問」が実は不完全版とでもいうべきものであり、裏に本当のストーリーが隠されていたことが明らかになる。「伝説」「秘史」と続くフィスタンダンティラスとのせめぎ合いの発端。そして双子の宿命……。やっとすべてのピースがはまった感あり。おっと、もう一作続くようだが……。
読了日:12月02日 著者:マーガレット・ワイス,安田 均,石口 聖子
ドラゴンランス レイストリン戦記1 魂の剣〈上〉ドラゴンランス レイストリン戦記1 魂の剣〈上〉感想
伝説の魔道士の半生を追った前日譚がついに邦訳。この手のものは「語らぬが花」みたいなことも多いのだが、さすがは原作者が徹底的にキャラを描き切るつもりで書いてるだけあって、ここまで描かれなかったエピソードが本当に以前からあったように迫真の勢いで存在している。善と悪が混在するこの名キャラクターを読み解くに必読。
読了日:12月02日 著者:マーガレット・ワイス,安田 均,石口 聖子
ドラゴンランス秘史 時の瞳もつ魔術師の竜ドラゴンランス秘史 時の瞳もつ魔術師の竜感想
戦記最終巻の堂々たる再登場がすごいクリフハンガーなので(そう言えばキティアラのタニスとの再会もそうなのだが)、その裏では結構バタバタと苦労していたのだなあ、とも思わせられる……が、終わってみればやっぱり、おまえがナンバーワンだ……!と納得してしまう大活躍。そして、伝説へ……!
その後の『伝説』の展開など踏まえたら、もう少し先行きを暗示させるような悲壮さも描けたと思うが、敢えてそうせず、一番カッコいいところでカッコよく終わったあたりにもこだわりを感じたね。
読了日:11月18日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス秘史 青きドラゴン女卿の竜ドラゴンランス秘史 青きドラゴン女卿の竜感想
本編で割愛されたエピソードを、裏側から描き直した外伝作品……なのだが、すごいボリュームで、堂々たる本流になっている感あり。やや唐突感のあったキティアラのアリアカスやソス卿との関係も描かれ、タニスを挟んでのローラナとの対比も掘り下げられる。実に充実していますね。
読了日:11月18日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス<6 天空の金竜>ドラゴンランス<6 天空の金竜>感想
一応の完結を迎えるわけだが、この章が丸ごと『伝説』の完璧なプロローグとして機能しており、旅の仲間たちの新たな人生の始まりとなる。一つの物語の終わりは、また違う物語の始まりで、どんな形であれ人生は続いていく。しかし「ケンダー郷は奪還されました!」には、20年ぶりに笑ってしまったわ。
読了日:11月11日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス<5 聖域の銀竜>ドラゴンランス<5 聖域の銀竜>感想
完全に忘れてたけど、「台所から逃げよう」で号泣してしまったわ。物語が紡ぎ出す奇跡、みたいな台詞であるな。ここに来てキャラが立ちまくりながらも状況はどんどん悪化し、大逆転なんてありえるのか、というぐらいの圧倒的不利感。しかも暗黒の女王はまだ登場すらしていないんである。
読了日:11月10日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス<4 尖塔の青竜>ドラゴンランス<4 尖塔の青竜>感想
後により重大な意味も付加されるメインキャラの最期が描かれ、終盤へ向けて一気に加速していく章。ドラゴン戦の迫力も印象深い。なにしてるの、タニスくん……という体たらくも描かれ、それも後々効いてくる。
読了日:11月09日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス<3 氷壁の白竜>ドラゴンランス<3 氷壁の白竜>感想
この前半は毎巻のようにでかいエピソードを端折るので、あらためて読むとちょっとびっくりしてしまう。その辺りは注釈を参照しつつ。主役感を出してくるローラナの成長が昔は意外だったが、今は必然的に感じられるな。
読了日:11月07日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
盗撮をやめられない男たち (扶桑社BOOKS)盗撮をやめられない男たち (扶桑社BOOKS)感想
痴漢、万引き、小児性愛に続く、筆者の「依存症」シリーズとでも言える一本で、まあ地獄のような本邦の性犯罪の実情が浮き彫りになる。お定まりの「認知の歪み」の解消への道のりの遠さよ……。
読了日:11月06日 著者:斉藤章佳
ドラゴンランス<2 城砦の赤竜>ドラゴンランス<2 城砦の赤竜>感想
学生時代以来の再読。小説ならではの登場人物の多さ、大所帯ぶり。映像化したらごっそり刈り込まれてしまいそうだが、すべてがこの一代叙事詩の重要なピースなのだと、後の作品を読んだ今も思えるのがすごい。ラストの結婚式のシーンは、こんなに感動的だったか。
読了日:10月10日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
あなたの知らない映画の世界 皆殺し映画通信 地獄へ行くぞ!あなたの知らない映画の世界 皆殺し映画通信 地獄へ行くぞ!
読了日:10月02日 著者:柳下 毅一郎
小説 言の葉の庭 (角川文庫)小説 言の葉の庭 (角川文庫)
読了日:09月21日 著者:新海 誠
たまごの旅人たまごの旅人感想
あまり旅行にこだわっているつもりはなかったが、旅の楽しさを思い出せる本だった。一話ごとに泣けてしまう。希望はないかもしれないが、それでも人と繋がり、しぶとく生きていこう。
読了日:09月17日 著者:近藤 史恵
不便でも気にしないフランス人、便利なのに不安な日本人不便でも気にしないフランス人、便利なのに不安な日本人
読了日:09月02日 著者:西村・プペ・カリン
さよなら、俺たちさよなら、俺たち感想
もうちょい読み物テイストなのかと思いきや、かなり内省的な内容で驚き。いや、男性こそがそうして自己と向き合うべき、ということなのだな。パンツを脱いで露悪に走るのではなく、訥々と言葉を紡ぐような筆致が良い。
読了日:06月18日 著者:清田隆之
ドラゴンランス<1 廃都の黒竜>ドラゴンランス<1 廃都の黒竜>感想
久しぶりに読んだが、もうこの巻の真ん中ぐらいから、今に続く名調子は出てるんだな。出だしからメインキャラ8人というのはかなりごちゃついているのだが、この情報量があってこそのドラゴンランス
読了日:06月10日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
映画は恋の教科書 (講談社文庫)映画は恋の教科書 (講談社文庫)
読了日:05月26日 著者:小池真理子
セックス依存症 (幻冬舎新書)セックス依存症 (幻冬舎新書)
読了日:05月18日 著者:斉藤章佳
桜闇のロンド (角川文庫)桜闇のロンド (角川文庫)
読了日:04月02日 著者:竹河 聖
ムーンナイト・ダイバー (文春文庫)ムーンナイト・ダイバー (文春文庫)感想
「長い短編」とでも言えそうな手触りで、シンプルな話を描写に描写を重ねて膨らませたような一本。引き伸ばしたという感じはなく、東日本大震災を描くには最低限この程度の書き込みが必要だったのだろう。『永遠の仔』以来、久しぶりに読んだが、作家としては上手くなってる。
読了日:04月02日 著者:天童 荒太
トロール牙峠戦争 (FIGHTING FANTASY)トロール牙峠戦争 (FIGHTING FANTASY)感想
かつての『ファイティング・ファンタジー』シリーズを題材にした、スティーブ・ジャクソン自らの手による小説。「悪魔の三人」と呼ばれた三人の魔術師を中心に据えた話だが、悪役同士の軍隊の大激突という、ゲームブックではありえない、燃えるしかないシチュエーションが描かれる。しかし無敵の空中戦艦ガレーキープと、『モンスター誕生』でも散々いやらしい目に合わせてくれたザラダン・マーの部下は、やっぱり嫌な奴らだったな……。「ザ・マー」という呼び名もギャングのボスみたいでかっこいい。
読了日:03月31日 著者:スティーブ・ジャクソン
ドラゴンランス 魂の戦争 第3部 消えた月の竜ドラゴンランス 魂の戦争 第3部 消えた月の竜感想
結局のところ『ドラゴンランス』とは、レイストリンとタッスルホッフだった、というのは衆目の一致するところではないか、と思うのだが、「人の時代」の幕開けとして、史上もっともブサメンの活躍するシリーズでもあったのが素晴らしいですね。この世界はこれからも続いていくのだなあ。ほとんど神様になっちゃった叔父さんはやっぱり最高でしたね。
読了日:02月13日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス 魂の戦争 第2部 喪われた星の竜ドラゴンランス 魂の戦争 第2部 喪われた星の竜感想
ついに「魂の戦争」の意味が分かり、大カタストロフが炸裂! 壮絶に散っていく伝説たち! とにかく絶望しかない第二部を経て、いよいよ最終章へ……。こっからどう挽回するのか見当もつかねえが、きっとなんとかなると信じてます。
読了日:02月12日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス 魂の戦争 第1部 墜ちた太陽の竜ドラゴンランス 魂の戦争 第1部 墜ちた太陽の竜感想
とりあえず後書きを読むと製作上の都合はわかるのだが、「伝説」からのタイムトラベルを引っ張ってきて解決しようとするのは無理筋……無理……無理じゃねえ! めちゃくちゃ面白くなっている! こりゃあいったいどうなっちまうんだ! とりあえずパリンが全然ダメなんだが、まだ登場してない師匠筋の人たちがどう活躍してくれるか今から楽しみです。
読了日:02月11日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス伝説<6 奈落の双子>ドラゴンランス伝説<6 奈落の双子>
読了日:02月09日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス伝説<5 黒薔薇の騎士>ドラゴンランス伝説<5 黒薔薇の騎士>
読了日:02月09日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス伝説<4 レオルクスの英雄>ドラゴンランス伝説<4 レオルクスの英雄>
読了日:02月09日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス伝説<3 黒ローブの老魔術師>ドラゴンランス伝説<3 黒ローブの老魔術師>
読了日:02月05日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス伝説<2 イスタルの神官王>ドラゴンランス伝説<2 イスタルの神官王>
読了日:02月05日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス伝説<1 パラダインの聖女>ドラゴンランス伝説<1 パラダインの聖女>
読了日:02月05日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス 夏の炎の竜<下>ドラゴンランス 夏の炎の竜<下>感想
終わったああああああ! 超ハッタリ野郎になった叔父さんの独壇場。えっ、あの人とかあの人はどうなっちゃったのという駆け足さもあるのだが、シリーズに区切りをつける大団円。でもまだまだこの続きもあるんだよな。
読了日:01月16日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス 夏の炎の竜<中>ドラゴンランス 夏の炎の竜<中>感想
全然やめられなくなって、すごい勢いで読んでいる。まるでムアコックを読んでるような「神々の遊び」的スケールの大きさにクラクラ。そして「伝説」の帰還と、あまりにも相変わらずな言い草に呆然。さあ下巻だ。
読了日:01月16日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス 夏の炎の竜<上>ドラゴンランス 夏の炎の竜<上>感想
冒頭から衝撃的な展開に頭がクラクラするも、圧倒的な筆致に引き込まれますわ……。集う伝説の英雄たち、そして宿命の第二世代……。いったいどうなっちゃうんだ……。
読了日:01月15日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス セカンドジェネレーション<下>ドラゴンランス セカンドジェネレーション<下>感想
『レイストリンの娘』は昔読んだが、確かにファンサービス的な外伝かと思っていたわ……。まるでダメな親になっているタニスとローラナにバカウケしつつ、ダラマールの調子に乗ってる感にムカつく。レイストリンが出て来たらビビり散らすくせに……。これはもう続きも早く読むしかない。
読了日:01月11日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均
ドラゴンランス セカンドジェネレーション<上>ドラゴンランス セカンドジェネレーション<上>感想
若い頃に『戦記』と『伝説』を読んで、かつての主人公たちのようにおじさんになってからこれを読むと、めちゃくちゃ感慨深いな。キティアラはマジ最悪なのに魅力的で、スタームは死んでもいらいらさせてくれるし、レイスト叔父に至ってはもう、な……。続きも楽しみ
読了日:01月09日 著者:マーガレット・ワイス,トレイシー・ヒックマン,安田 均

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