K-1 WORLDMAX 2010 年間予定&日本トーナメント組み合わせ発表。

 やれやれ、去年までなら、今頃日本トーナメントやってたのに、えらく待たされたよ。

K−1 WORLD MAX 2010 −70kg Japan Tournament

3月27日(土)埼玉・さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ 開場15:00(予定) 開始16:00(予定)


【対戦決定カード】


<日本代表決定トーナメント1回戦(1)>

龍二(日本/リアルディール/第2代RISE70キロ級王者)
城戸康裕(日本/谷山ジム/K−1MAX2008日本代表決定トーナメント優勝)



<日本代表決定トーナメント1回戦(2)>

小比類巻太信(日本/BRAVI RAGAZZI/K−1MAX2004&05&09日本代表決定トーナメント優勝)
長島☆自演乙☆雄一郎(日本/魁塾/K−1MAX2009ベスト16)


<日本代表決定トーナメント1回戦(3)>

中嶋弘貴(日本/バンゲリングベイ・スピリット/Krush70キロ級トーナメント2009優勝)

TATSUJI(日本/アイアンアックス/RISEミドル級トーナメント2005優勝)



<日本代表決定トーナメント1回戦(4)>

日菜太(日本/湘南格闘クラブ/初代RISE70キロ級王者)

山本優弥(日本/青春塾/K−1MAX2009世界3位)



スーパーファイト K−1ルール 3分3R延長1R>

ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス)

佐藤嘉洋(日本/名古屋JKファクトリー)



<スーパーファイト K−1ルール 3分3R延長1R 63キロ契約>

渡辺一久(日本/フリー)

DJ.taiki(日本/Team Nakano)



スーパーファイト K−1ルール 3分3R延長1R 63キロ契約>
小宮山工介(日本/北斗会館)

村浜 TAKE HERO(日本/大阪ファイティングファクトリー)



<オープニングファイト 大渡博之引退試合 K−1ルール 3分3R延長1R>

大渡博之(日本/正道会館
松倉信太郎(日本/バンゲリングベイ



<オープニングファイト K−1ルール 3分3R延長1R>

小宮由紀博(日本/スクランブル渋谷)

ダニロ・ザノリニ(ブラジル/志村道場/ブラジリアン・タイ)

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 会見の模様はあちこちを見てもらうとして、情報量多いなあ。
 まずは放送日と会場ですが、これはもろに規模縮小というか。放送は亀田と抱き合わせで、たぶん1時間半。会場はさいたまはさいたまでもコミュニティアリーナ! ここは3000席ぐらいか? たまアリのホール形式(5〜6000)も使わないということは、あまり集客見込んでないということですな。単に土曜だから他が埋まってたということかもしれないが……。
 昨年のDREAMの抱き合わせ放送っぷりから、危惧はしていたが、MAXよお前もか!という感じですな。これは前向きに捉えようのないニュースですよ。ああ……ようやく縮小に怯えるDREAMファンの気持ちがわかったよ(笑)。こうなればもう、DREAMばりに23時からのPPV! これしかないっしょ。
 トーナメント7試合と、佐藤VSペトロシアンだけでもきっちり放送してほしいが、1時間半ではカット確実でしょ? ただ、去年からややTBSチャンネルの完全版は放送早くなったと思う。リアルタイムに近い時間で、なるべくたくさんの試合を見られるように。ファンの希望なんてこれだけだ。中途のディティールがあってこそのドラマだ。無駄かもしれないが、希望だけは発信し続けて行こう。

 しかし……コミュニティアリーナでペトロシアンが見られると言うのは……うらやましいね……(笑)。さすがに3000はフルキャパになるだろうし、会場は盛り上がるんじゃないか? 戦極やDREAMがなかなか会場の規模を縮小しない中、魔裟斗がいなくなった瞬間に縮小したMAX、さすが谷Pは打つ手が早い、と言っておこうか。

 さて、トーナメントのカードは、初顔合わせが4つ並んで面白そうになった。
 城戸と龍二は、城戸は勝つだろうけど消耗しそうな組み合わせだな……。龍二はタフだが、まともに打ち合うと被弾してスッ転ぶことも多い。城戸は早い決着を狙えるか? 判定でも無難に勝つだろうが、一昨年のHAYATOもかなり削られたし、ここで手こずりたくないところ。
 コヒさんは去年の日本トーナメントぐらいのメンタルがあれば、自演乙にも打ち勝つだろうが、どうかな? コヒさんは気持ちこそ弱いが、しょっちゅうダウンを取られながら意外に失神するようなKO負けは食らわないし、外国人相手でも3ノックダウンこそあっても、一撃KOはほとんどない。打ち気が走ってる自演乙では、一発当てても後が続かず、火力の差で潰されるんではないか? もっとも、コヒさんはおそらく膝がもうそんなに良くならないと思うし、自演乙が調子良ければ捕まえ切れず、抱きついて膝を当てるようなおなじみの見たくない展開になるような気もする。
 TATSUJIは今回はリザーブかと思ったが、本戦に。例えばSB梅野や総合勢が手をあげてれば、TATはあっさり外されてたんじゃないかと思うのだが、幸い誰も出て来なかったようだ……。昨年、龍二戦を制した結果が生きたか。相手も、実績・注目度共に一番下の中嶋。タフではあるが決定力はない。放送がカットされる可能性は限りなく高いが、初戦のハードルはかなり低い。逆に、これで勝てなければもうお声はかかるまい。TATも決定力はないのは同じだが、手数で上回れるだけのボクシングテクニックがある。が、それを影で支えて来た打たれ強さが今や消耗しきり、せっかく手数でアドバンテージを取りながらも、一発のダメージでダウンないしポイントを取られ敗退するケースが増えて来た。最近の勝った試合でも、HAY戦、小宮戦、ともにぐらつかされるイメージがあり、安定度は低い。もう一つ何か引き出しが欲しいが……。
 日菜太VS山本は、一番の注目試合だな。山本がサウスポーにまったく対応出来ず、笑顔を見せながらも何もできず判定負け……という夢のない予想をしたいところだが、どうだろう。山本はたぶんドラゴ戦よりも遥かに厳しくなる。まったく入れずに終わるかも……? もうちょっと運動量あるタイプでないと、リーチ差もあるし日菜太は多分崩せない。が、日菜太もここは無難に勝つにしても、3試合あのミドルが打ち続けられるかというと、難しいと思うが……。

 なんとなく予想してみたが、ここにない要素で心配なのは、去年のダメージ。特に10月大会で、城戸と長島、山本はKO負け、コヒさんも数度のダウンを喫している。TATのダメージの蓄積も周知の通り。5ヶ月経ったが、見えないダメージはどの程度あるか? 若い選手が有利になってくるのはここからかもしれない。やはり去年のダメージを少なく乗り切った日菜太が有利か……?

 さて、スーパーファイトはペトロシアンVS佐藤。
 ペトロシアンはMAX完全制覇のために、この佐藤、ブアカーオ、キシェンコの三人を葬る必要があると思うが、まずは一人目というところか。んん〜、佐藤はリーチも活かせないし、たぶん日頃何気なくもらっているようなパンチで、あっさり効かされ、2006年のブアカーオ戦を彷彿とさせるような無惨な敗北を喫するんじゃないかなあ、うん。
 さあ佐藤よ、オレはあんたが大好きだ! だが、いつも堅実なあんたが見事に打ちのめされたブアカーオ戦、逆にそのブアカーオを叩きのめした三戦目には本当にぶっ飛んだ。そして、真っ向から打ち合ったクラウス二戦目はオレが唯一会場で涙を流したMAXベストバウトだし、昨年あれだけの期待を裏切ったドラゴ戦の無惨な失速っぷりも最高であった。「あの佐藤が……!」「固くてしょっぱいあの佐藤が!」 そんなシーンをまた見せてくれ!

 で、次回大会以降で63キロの16人トーナメントだそうだ。今回はその査定試合か。渡辺はDJ相手なら山本篤ほどは簡単に行かないだろうなあ。村浜は露骨に噛ませ犬化してしまった……。そして63キロともなると、Krush組は結構きつくなるね。石川の野望も到底達成出来そうにない。

 ん〜、放送次第では、完全に「観に行かないと損」な大会の典型になるな、これは。今年の一発目ということで、K-1の今後を占う重要な大会にもなるだろう。
 何か……一欠片でも「今までと違う」何かを提示できるだろうか? それが何かと言われても、皆目見当もつかないが……。今後は毎回が勝負になりそうだ。

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