『ナイトミュージアム2』


 試写で鑑賞。


 前作見てない、『ジュマンジ』も『ザスーラ』も見てないし……試写でなければ絶対に見てないね。
 ニューヨーク自然史博物館をお払い箱になった展示品が、スミソニアン博物館に運び込まれるのだが、無生物に命を吹き込む魔法の石板まで一緒に運び込まれ、スミソニアン中が動き出してしまう……という話。


 一億点以上の展示品がある、というスミソニアンで、初めてロケが許可された、という触れ込み、の割にはあまり奥行きが描かれなかったかなあ。お約束のリンカーン像とかはあったものの……。
 キャストは前作を引き継ぎ、と思わせといて、ロビン・ウィリアムズがまさかのニューヨーク居残り(つまり出番ほとんどなし)などと、所々ケチった気配がチラホラ。代わりに出て来たエイミー・アダムスは……こんな丸こい女優だったか?
 ベン・スティラーは相変わらず。が、「金も他の仕事もないから」夜勤の警備員をやっている……というキャラなのかと思っていたら、今回、発明で大もうけして会社設立→しかし夜警としてのアイデンティティを取り戻す、というまさかの流れ。古くなった展示品の救済というネタと絡め、「古いもの、地味な仕事を大切にしよう」というテーマが一応あったわけだ。


 しかしベン・スティラー監督じゃないとは言え、なんとなく奴の映画の常でギャグがくどい……。実は相当金はかかってるんだろうが、どこか吉本新喜劇的にチープで、そこがいいとこなのかも知れない。個人的には乗れないが……。