僕の愛車を紹介します
二十代後半まで、全然自転車に乗っていなかったのだが、乗りはじめたきっかけはキックボクシングのジムに行きはじめたことだった。家から2キロ弱と微妙に遠く、冬場とかに歩いて通うと多分億劫になるだろう、と読んで、折り畳み自転車を購入したのだ。その後、5.5キロの通勤にも利用しはじめ、街乗りマウンテンバイクとクロスバイクを経て現在に至る。
我が愛車とも、そろそろ1年半の付き合いになる。1年目はせいぜい1000キロぐらいだったが、今年は倍ぐらい行きそうだ。購入時の重かったホイールとタイヤを載せ換え、ルシフ・スペシャルとして完成されている。いずれ、バーテープを巻き直す時にでも、ハンドルとステムを軽量化したいなあ、と思っている。まあバイトが決まらんことには予算的に難しいかもだが……。
最近は、週に二回、計100キロぐらい走っている。家から淀川の河川敷まで8キロ、河川敷沿いのサイクリングコースを枚方市まで走って17キロ、ちょうど病院の裏手に、休憩できるスペースがあって、サイクリストもよく利用している。一服して、往復したら約50キロ走れる計算だ。
やっぱり、車が走る道は神経を使うので、サイクリングロードは気楽だ。正直、車止めもちょいちょいあり、舗装状況もイマイチで、いいコースとは言い難いと思う。最近は、学校も休みだから親子連れも多く、平日でも人が多い。ランニングバイクの幼児を吹っ飛ばさないか、心配である。それでも、車道を走るのに比べたらストレスはない。よく、ぼんやりと他のことを考えながら走る。
まあさっぱり明日は見えないわけだが、このロードバイクという趣味があって良かったし、金のあるうちにちゃんとした愛車を手に入れておいて良かったなあ、と思う。まだまだ走り続けたい。
前に買って積んであった、こんな本を読んでいる。この国も今まさに前世紀の貯金を食い潰して、ヨレヨレになっていく真っ最中だろうが、それが戦前戦中の再現だ、と言うのだから、その学ばなさにゾッとしてしまう。誰もが、たとえ根拠がなくとも称賛が欲しいわけだが……。
「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜 (朝日文庫)
- 作者:早川タダノリ
- 発売日: 2019/03/07
- メディア: 文庫