私の愛した黒烏龍茶
暑くなってきましたねえ……。
まあとにかく、燃費が悪い。歳の割には運動してるせいだろうが、すぐに腹が減るし、汗もどんどん出る。ガス欠にならないように補給食を投入し、パフォーマンスを落とさないために水分補給も欠かさない。家にいても同様で、延々とお茶を飲んでいる。
夏場になるとTwitterで、
「家人が麦茶を飲み干した後、新しいのを作っておかなかったので殺そうと思った」(大意)
と言う話が毎年流れてくる。オレと妻は、自分の飲む分を各自作っているのでそのような諍いは起きたことがないが、確かにグイッと飲み干した後、次を作るのが億劫で放置してしまいそうになることはある。消費量の増える夏場は尚更である。浄水器の水でも飲めばいいんだが、それも味気ない。
まず、沸かすのがそもそももうない。火をつける、沸くまで待つ、バッグ放り込んで七分、その後冷めるまで放置、さらに冷蔵庫に移動……。キッチンは熱気でムラムラ……。この暑いのにやってらんねえよ!
そんなわけで、ここ3年ほどはこの黒烏龍茶の水出しが鉄板である。
容器は必ず二つ用意。空いたらゆすいで、バッグを放り込んで水を張って冷蔵庫に入れる。これを繰り返すだけで、無限に冷えた烏龍茶が飲み続けられる。
中国人は黒烏龍茶飲んでるから脂肪が燃える、みたいな与太はあまり信じていないが、もしかしたらそうかもと思いながら飲むと気分も悪くない。
欠点は冷蔵庫の占有率がそれなりに高いことだが、冷えたものを常備するためなんだから仕方がない。容器を三つ、四つと増やしていけば、家族の人数が多くてもある程度までは対応できるんじゃなかろうか。「ゆすいで、水張って、バッグ入れて、冷蔵庫に戻す」、この工程さえクリアしてもらえればいいんだから、次を作るハードルもグッと下がるはずだ。
まあこれさえ面倒でやらない、と言う同居人は、もはや殺すしかないだろうが……。
秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE Ⅱ~私を愛した黒烏龍茶~
- 発売日: 2015/08/27
- メディア: Prime Video