今月のジャンプSQ（ネタバレ）『テニス』『クレイモア』

ジャンプ SQ. (スクエア) 2013年 08月号 [雑誌]

『新テニスの王子様』
　老け顔や時代がかった挙動を散々ネタにされる真田副部長。この人、かつてはラスボス的な存在感を放っていたはずだったのだよなあ。今は昔……。コンビを組んだ亜久津も、今のところ「凶暴な菊丸」といった感じで、アクロバティックな動きを見せるものの得点に結びつかず。
　一軍側は、種子島がまったく真価を見せないまま、大曲が二刀流で二人を圧倒、真田＆亜久津ペアは崩壊寸前……と思ってたら、ラケットで顔面殴っちゃったよ！ いや〜、うっかり打球を当てちゃう、というのは今までもあったけど、ダイレクトに殴ったのは初じゃない？ 顔の歪みぶりが怖い。

　まあ真田も風林火陰山雷は破られたけど、まだあの黒いオーラを出してない。それにあの眼帯も気になるな……何のために付けてるのか知らないが、武田信玄に続いて伊達政宗的な新技を出す伏線ではないか……？と勝手に予想。まだまだ試合はもつれるはず。

　……が、どうも勝てる気がしないな……。ここまでも代表入り出来たのは跡部様だけだし、この時点ではチームとしては勝てないのではないか、という気がしてきた。でもこの後で再戦となると、また何年もかかるしなあ。

　鬼先輩のラケットにはそんな意味が！ 何気なく色物として眺めていた鬼が、あらゆる意味で重要キャラであったのは、結構大掛かりなサプライズだったんだな……。

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『クレイモア』
　いや〜、プリシラってほんとに強いね。穴がない……。パワー、スピード、回復力、全てにおいて欠陥がない上に、それで優位に立てないとなると技術戦でも圧倒。さらにまだ真の覚醒体という奥の手も残している……。ダフルちゃんもまた両親と同じく引き立て役に終わったか……。これではあまりに情けなさ過ぎるので、お話的にはもう少し何かあるかもしれないが。
　プリシラの剣はその後どこへ消えたのか、というのは少し気になってたのだが、ちゃんと活かされたのはよかった。技術戦になれば、テレサ的な強さがあれば勝てる目があるのかも……と思わないでもないが、クレアじゃ無理無理、という感じであるな。

　本当にどんどんハードルが上がって行くので、落ちをどうつけてプリシラを倒すのかが逆にますます気になってきたよ。でもラキを絡めて精神論と「泣き」方面で終わらせたら寒いな……。

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『じゅういちぶんのいち』
　あっ、ジャーマネの親父が再登場だ！ ……ということで、今月からちょっと感想を書いてみるとしよう。
　1〜5巻までコミックスで全部読んだが、時系列前後させている割には各回のメインキャラたちの行く末は、最重要キャラ若宮四季を除いてほとんど描かれていなかった。高校サッカー部はどうなったのか、など、気になる点はいくつもあったのだが……。
　物語も第二部ということで、今までに登場したキャラクターの「二話目」がこれから描かれていくターンに突入するのかな。

　あ〜、そして、ジャーマネはてっきり失恋したのだと思っていたわ！ だってプロ入りの時、スカウトが「女はいない」とか言ってたじゃないかよ！ それが結婚って！ いいのか、それで！ もっと、こう、さあ……切なさとかを味わって、アスリートへの道へ進むべきじゃないのかねえ……それがねえ……うん……。そして、ジャーマネのおかんは相変わらずいい女過ぎるのであった。

1/11じゅういちぶんのいち 5 (ジャンプコミックス)