UFC128 試合感想


 今月二回目の大会! 前回は結果見てしまったのではしょったのだが、今回はちょいと書きます。


 まずはミルコさんから。しかし、やっぱりシャウブの方が大きいな。ミルコさんは立ちレス、飛び込んでの左ストレート、肘等かなり上手くなってると思うんだが、パワー差とカウンターのタックルで潰されてしまう。進化はしてるんだが、それはダメだった部分の底上げに過ぎず、突出した部分はもはやないし、若い選手の基礎レベルからの成熟に全然追いつけてない。この試合も、肝心なとこでテイクダウンは取られ、まあアピールはうまいねえ、という内容に。
 しかし、これなら判定は微妙かな?3Rは押し始めたし……と思ったら右一発で失神! 危うく「命」の再現という危ない倒れ方だった。今後続けてても、程々の相手に微差で勝つのが精一杯だろうし、ほんとに潮時だろうなあ。少なくとももうトップリーグでやるべきじゃないよね。


 マーコートはでかい! 秋山では勝てる気がしない……。ダン・ミラーも良く戦ったが、どんどん削られていく。これに勝つんだから、岡見とソネンはどれだけ強いんだ……。
 ジム・ミラーの方は逆に快勝。全局面でコントロールし続け、じわじわ潰して最後は打撃で決着。つええ〜。


 フェイバーってちゃんと見るの初めてだが、めちゃめちゃつええなあ……。序盤はタックルも切られ、苦しむかと思ったのだが、打撃と織り交ぜてじわじわ試合をコントロール。ため息の出るような鮮やかなテイクダウンも二度見せ、判定で快勝。


 そしてメイン。個人的予想では、ややジョーンズかな、と思ってたが……。
 うおおおおおお、ショーグンが1Rからテイクダウン取られ、柔術も潰される! 立ち際の蹴りをまともに顔面に浴び、ジャブも突き刺されフラフラに! まったく普通の選手扱いで2Rも何も出来ずローリングエルボーなども浴びて滅多打ち。3Rもバックを取りかけたチャンスを活かせず、ハードさを増したパウンドと肘を受け、最後は辛うじて立ち上がったところに左ボディをねじ込まれ、心まで折られて悶絶。
 もっと接戦になるかと思ったのだが、圧倒的な力の差を見せつけられ完敗。元気な序盤も打撃が届くような気がしなかったし、ジョーンズ強過ぎる。ショーグンもまだまだ若いし、町田くんを倒した時は長期政権になるかと思ったんだが、とんでもないのが出てきてしまった。いやねえ、快進撃を続けてた若手が、王者の壁にぶち当たる、というのはよくある筋書きで、実際そうなることの方が多いと思ったんだが、よくもまああっさりと……。1Rで倒せそうな感じもあったのだが、無理をしない慎重さもすごい。


 セミまではまあまあ、というところだったが、メインできっちり締めた。しかもそれがチャレンジャーの側だというんだから大変だ。さあジョーンズは次はエヴァンスで、後は町田くんとジャクソンか……。正直、誰が来ても一緒のような気がするね。
 さて、次はカナダのとんでもない大会場で、GSPですか。これも楽しみですね。

Ufc: The Best of 2010 [Blu-ray] [Import]

Ufc: The Best of 2010 [Blu-ray] [Import]

人気ブログランキングへご協力お願いします。