2010/11/08 K-1 WORLDMAX 2010 FINAL 観戦記その1

 さ〜て、一年半ぶりに上京し、初の両国国技館にやって参りました!
 会場目の前のホテルをがっちり確保し、楽々観戦!

 さらに今回は、当ブログをわざわざチェックしておられるような、何かをこじらせてしまったK-1ファンならおなじみ、『K-1の技術論とか』のruslan氏と、『銀ちゃんの毎日がHappy sweets(笑) days!』の銀玉氏と顔合わせする約束をしていたのである。
 思えば三度目の上京にも関わらず、これまでは東京のファンと交流することなど全くなかったわけですが、性狷介なるこの私めとも親しくお付き合いして下さる方がこの数年、少しずつ積み重なり、今回のご挨拶となりました。感涙の極み。ありがたやありがたや。
 さて、その顔合わせのために、銀玉さんのブログに座席番号など書き込んでしまったせいで、日頃の僕の活躍を妬む敵からの刺客が襲ってはこないかなあ、などと心配しつつ、アリーナに入ったのであります。

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 最終的に客入りはまあまあ、でしたかね? アリーナはだいたい埋まってましたが、スタンドがいまいち。各選手のジムぐるみの応援団などがごそっと固まって何カ所かにいて、他はまばら。パンフは買いましたが、僕は気づかなかったのですがグッズの新作はなかったそうです。それは、要は今年版のTシャツなども、もう日本予選の頃からなかった、ということなのかな? よくわからんが……。

 会場してすぐに入ったが、割合早くオープニングファイトが開始。


▼オープニングファイト第1試合 K-1ルール3分3R 85kg契約
ファビアーノ・ダ・シルバ(ブラジル/極真会館/2005年第3回全世界ウェイト制軽重量級3位)=83.7kg
VS
ヤン・カシューバ(カナダ/バンゲリングベイ・スピリット/unit-K/2005年ワールド士道館空手ミドル級王者)=84.4kg

 試合そのものよりも、セコンドがフィリオVSペタスである、ということの方が重要に思えてしまったりもする……。ペタスと極真の間に、まだ何か軋轢があるのかは知りませんが、少なくともリング上の二人は笑顔で挨拶をかわしてました。逆に言うと、ブラジルと日本、普段はそれほど連絡取り合ってるわけでもないということですね。

 カシューバのコンビネーションの切れが良く、一発は重いものの単発なシルバに対し、優勢かと思ったのだが、3ラウンドにシルバのフックがガードを突き破って直撃。さらに左ミドルがボディを抉り、これで2度のダウン。やっぱり70キロと85キロ級では、一発と手数の均衡が全然違うな……。
 しかしながら、二人とも全盛期マヌーフの前には瞬殺されそうでした。まだまだこの階級の夜明けは遠いね……。


▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール3分3R 63kg契約
大石駿介(OISHI/J-NETWORKスーパーライト級王者)=63.2kg→63.0kg
VS
西山誠人(アクティブJ/元WFCA世界ライト級王者)=62.9kg
 でたでた、大物登場(笑)。東大卒キックボクサーにして、ミスター味の素、西山! お、セコンドにグレイシャア! なんかこんな調子で、セコンドやら何やらで色々な選手を見られる日ではありました。

 ローから入る大石。さすがに速いね、OISHIジムの選手は。しかしズバリと左ミドルをカウンターで決めた西山、ボディ打ちで早くも横を向かせ、上にもパンチを振る。
 そして2ラウンド開始早々、右ストレートが顔面に直撃! 持ちこたえたかに見えた大石、目をつぶってイタタタタ……と嫌倒れ! 一回立ち上がったが、もう目が開かないよう、という風に膝を突き、そのままKO! コンタクトが外れた……んじゃないよな。眼下底やられた? ちょっとカッコ悪いKO負け。

 さて、西山参戦、なんだかんだ煽ったものの、最近の流れでルールに対応できず、若手に飲み込まれるのでは……という危惧もしてた。が、まったく危なげなく最初から圧倒して完全勝利。こりゃあ強い。大石はそんなにディフェンス巧い感じはしなかったから、次はもっと上の相手と見たいね。やっぱり世代間闘争ということで、ええ大学行ってるインテリが無学な若者を打擲する、というイヤな視点(僕がこういう偏見を抱いてるというわけではないですよ、念のため……)から、いきなりの大和戦、あるいはキザえもん戦なんかも面白い。

 さて、ここで背後から僕の方を叩く人物が……来たか、刺客! 違いました、銀玉氏が僕を見つけて下さり、ご挨拶。氏は真面目な分析を彷彿とさせる好青年でした。しばらく今日の試合についてあれこれ語り、優勝予想はやはり共にペトロシアン! さて、いかなる展開が待ち受けているのか?

 ここから暗くなって、煽りV流れるように。


▼リザーブファイト K-1ルール3分3R延長1R
日菜太(湘南格闘クラブ/Toshin Family)=70.0kg
VS
アンドレ・ジダ(ブラジル/Evolution Thai)=69.7kg

 いきなり三日月入った〜! なんかますますミドルとわかりづらくなったような……。二発入って、ジダは1ラウンドからダウン。日菜太はちょっとその後が雑になってしまい、2ラウンドもハイでダウン取るんだが決め切れない。パンチが相変わらず手打ちで、倒せる武器は相変わらず左の蹴りだけ。ジダも必死こいてこらえてる感じだったが、倒し切れず。日菜太は応援席に「ごめーん!」と叫んでいました。まあ圧倒的ではあったものの、課題も残った試合でした。

 さて、次が第一試合……? あれ、リザーブ、特別試合と続くから、オープニングセレモニーがうやむやになってるよ。


▼特別試合 DREAMルール1R10分、2R5分 無差別級
石井 慧(アイダッシュ/北京オリンピック柔道金メダリスト)
VS
柴田勝頼Laughter7

 結局、視聴率と大晦日のPRのために組んだこの試合を最初に持ってきたのは、会場のファンに対する、主催者の良心による配慮だよね。解説席にTKが見えたが、彼はこの試合が終わったら帰ったのだろうか……。そして島田がコールされてもなんの反応もない会場……。

 さあさあ、さっさと片付けよう。
 打撃勝負を予告していた石井、さっそくテイクダウン! いいぞいいぞ! そのまま何もできずにもがく柴田を押さえつけ、マウント、上四方、そしてアームロックでタップを奪う! 鮮やか、一本勝ち!
 素晴らしい! あっという間に終わった。本気で十五分やられたら、どうしようかと思った。まあマイクぐらいは大目に見ようじゃないか。心配された柴田の安全問題に気を使ったかのような、関節技決着もお見事。ダメージの残ってる可能性のある柴田を緊急オファーであてがい、KOを演出しようとした主催者の非道に、敢えて応えなかったのは素晴らしい(笑)。
 しかし、AKBやマイクにまで文句を言ってる人はなんなんだろう……。試合とは何の関係もないし、なんでもええやん。よくわからない。

 さて、一回戦に続きます!


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