夢に憑かれし者、悪魔に魅せられし者

 ああ〜、せっかくカードもぼちぼち決まってるのに、更新してなくてすいませんです。
 石井慧UFC行き、バダ・ハリの処分も決まりましたねえ。

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 弁護士と相談して決めた、ってのはようわからんねえ。出場停止処分を科すことに何か法的な問題でもあるの? ハリには移籍先なんてないんだし、いかようにも処分を下せる立場だろう。結局、弁護士を出すことでなにか法的なことを匂わせ、「専門家の判断なんですよ」ということを言って批判を免れたい……ということかな。そんな細かいことしたって無駄で、そんな繊細な頭で批判する人間なんてネットにはいませんって(笑)。
 結局は、大晦日、3月の興行にも起用したい考えが見えて、嘆かわしい限り。

 もちろん、それなりにファイトマネーも高額になっているだろうし、バダ・ハリに取っては痛い処分なのだろうが、心配しなくても、来年のファン投票にそれなりの票が集まるのは目に見えている。レミーに批判を飛ばした人が、きっちり後押ししてくれるだろうし、地区予選から出直す必要なんて欠片もない。
 バダ・ハリはこれから回ってくる復帰戦で、取りこぼしをしないように準備しておけばいいのだ……。

 さて、石井はUFC行きを表明……。谷Pはここにきて「使命」とか「宿命」とか言い出して、お笑いだな。笹原の影がどんどん薄くなる中、PRIDEみたいなことを言い出した。三崎の時もそうだったが、自分のとこと日本格闘技界の利益を混同して語る論法の欺瞞はもうバレバレだっちゅうの。バラちゃんみたいに喜んでもらえるわけでもないし。
 結局石井の場合は、柔道でピークを過ぎたり、干されたりした人間が、ヒーローごっこをやってきた吉田や秋山のケースとは違う。現役バリバリの競技屋が、全盛期の力でもって総合格闘技というスポーツにアスリートとして挑戦しよう、と言うんだから、それはもう今現在トップのステータスを誇る団体に行くしかないでしょう。
 残念ながら、DREAMも戦極も、一度世界を取った人間には、しがらみの多いしみったれた舞台にしか映らなかったということだろう。むしろ、踏み台として使おうとしないあたり、潔い、むしろ有り難いと思うべき。
 で、日本格闘技界はどうすればいいか……当然、もっと企業努力をして、才能のあるアスリートが挑戦したくなるような舞台作りをする、これしかない。

 使命とか宿命とか、そんなもんは他人が押し付けるもんじゃないんだよ! 自分で見いだして、選んで、そうして歩むものなんだ!