悪いオバマことバダ・ハリの守護霊にインタビューする、2011/5/14「イッショ」ITS SHOWTIMEについて
- 作者: 「ザ・リバティ」編集部
- 出版社/メーカー: 幸福の科学出版
- 発売日: 2009/04/23
- メディア: 単行本
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「ふんっ、どうも居心地が悪いな。だいたい、ここはおまえの駄文がメインのブログなんだろう? こんな格闘技記事なんか、誰かいちいち読んでるのか?」
さあ……。まあ母体のK-1が放送されれば、それなりに検索で人も飛んで来るでしょうし、あまり気にしてません。無理なら、ITS SHOWTIMEとUFC、後は地元の生観戦の記事なんかを細々と書いていくことになるでしょうが……。
では、フランスはリヨンで行われました、
「ITS SHOWTIME」、略して「イッショ」について……
「おまえ……ツイッターでかなり騒いでたが、その「イッショ」とか言うの、本気で定着させるつもりか……? 顰蹙を買っても知らんぞ……」
いや〜、ムーブメントを起こそうと思えば、うるさいぐらいじゃないとダメだと思いますんで! ではまず早速ですがバダ・ハリの試合から!
「今は亡きK-1のファンのよい子たちが読んだら、涙がちょちょ切れそうなインタビューがファイライに乗ってたな。おまえはジムでタダ読みしたらしいが……」
ううっ、泣きました……(涙)。
「今回、体重が110キロ台に乗ってるらしいな。身体の幅が全体に広がった印象で、とにかくでかい。ただまあ、切れはなかったし、体格差とパワーだけで勝った印象だ。本調子ではもちろんなかったんだろうが、単に調整が緩かっただけか、112キロぐらいに照準を合わせてまだアジャスト途中なのかはちょっとわからんが。
グレゴリーも圧力だけで押されて、何もできなかったな。ダウンもクリーンヒットこそなかったが、去年のイグナショフと同じパターンで、圧力から逃げよう逃げようとしてる内に自然とバランスが崩れてる。そこをブロックの上から叩かれたら、ああいう風にひっくり返るわけだ」
サイズの差があってこそなわけですね。
「ただまあ、あまり綺麗な戦いじゃないな。自分だけが攻撃したいように見えて、攻防がないだろう? だから試合が盛り上がらない。今やアリスターの方が、綺麗な技術戦をやってる。もちろん、サイズも大きな武器だし勝つための戦術だからいいが、こういうスタイルだと競った相手とやると不安だな」
かなり振り回してましたしね。
「まあ相手があれだけ崩れてたら、もうカウンター取られる心配はほぼないしな。まっすぐ入って横に抜けてくフックは外れるから大振りに見えるが、あれは実は避けにくいぞ。あとはまあ、一発一発打ってたから不用意にもらわない反面、タイミングも取られやすい。総合的に見たら50点ぐらいだな」
では今後のバダとヘビー級ですが。
「ギタとスポーンも圧勝だったし、次はバダやカラケスと絡むだろう。しかし、今回のヘビー級のカードはいただけな。グレゴリーはまあしようがないとしても、他はありゃなんだ? K-1だったら、あのレベルは予選トーナメントで確実に淘汰されて、トップどころと当たることはなかったろう。今回はギタやスポーンを顔見せで消化しただけのマッチメイクだったな。
今回はバダの復帰とタイトルマッチ二つで格好がついたが、ヘビー級カード3つが全部顔見せマッチってのは、バランスと言うかセンスを欠いている。ギタVSアンダーソンかスロウィンが実現してればまだ良かったんだが……
これからまだ拡大を考えてるようだが、ヘビー級はそもそも層が一番薄いに決まってるんだから、メンツを絞るならシビアなカードで、手を広げるならもっと本腰を入れて発掘しないとだめだろう。昔のK-1でも、なんとなくジャパンシリーズに呼んだ奴がアーツと判定まで行ったりしただろう。ああ、キルサノフな……。ああいうのは、その場でKOが出ないから不満も出るが、逆に本物を呼んでる、これからも期待が持てるっていう潜在的なプラスの効果があるんだよ。政治的に呼びやすいからって雑魚を呼んでれば、いずれ飽きられる。もう少し考えないとな」
ありがとうございます、では他の階級について。
「ペトロシアンはもったいなかったな。ただまあ、あの金的は左対右なんだからいずれ当たると思ってたよ。しかし、去年のペトロシアンの試合を観てたら、奴の方が何発か金的をもらったように見えた角度の打撃があったんだが、そんな素振りはみせなかった。あいつは股間のディフェンスもしてるのか?
シャヒッドは最初は綺麗に蹴り合ってたが、すぐに距離を制されて返せなくなったな。「受けて返す」をやらずに距離を潰しに強引に飛び込むから、あのローが金的に入ってしまった。ま、たまにはあることさ。この場合ノーコンテストになるというルールは覚えておこう。
しかし、ペトロシアンを活かそうと思えば、こういうカードも限界があるな。はやくタイトルマッチをやらせて、5ラウンドマッチにすれば、奴の良さももっと出ると思うが」
ンギンビはどうですか?
「ディレッキーもフィジカル強かったが、まあそれとも次元が違う。王者と言われると疑問符が3つぐらいつくが、バネが異常だな。テクニックもないわけじゃないし、ノーモーションの技が多いのも面白い。ただまあ、フィジカル頼みなとこは感じるな。サワーなんかにこつこつ脚からやられると苦しいだろう。へたってきたドラゴよりは上、キシェンコよりはまだ下かな……」
リドンVSグリゴリアン。
「これはK-1にはない風景だったな。5ラウンドマッチ、最終ラウンドまでに勝ち越して流すスタイル、無闇に手数を出さずに着実に有効打を入れて、それを支持するジャッジ。手数の多いグリゴリアンがいわゆる「無駄打ち」をさせられてるようにさえ見えたからな。リドンも実はかなり苦しかったと思うが、ペース配分がうまい。ベテランの味だな。あのハイキックも良かった。地味にあの近い距離で決められたから、グリゴリアンはあの距離で打ち合いを挑みづらくなって、得意のフックの距離を失ってまでも必要以上に至近距離まで入らざるを得なくなった。こういう試合が一つあると楽しいな。
しかし、さっきのンギンビもそうだが、このグリゴリアンもポテンシャルは高いだろうに、まだまだフィジカルを伸ばす余地を残したままやってるよな。こういうのはもったいない。練習方法を変えればまた違うだろうに。ここらへんはUFCを見習いたいところだが、正直、雲の上だな……」
ありがとうございました。最後に総評をお願いします。
「これからトーナメントをやってくらしいが……イッショ……はこういうワンマッチ興行をもう少し整理すべきだろう。UFCなら、タイトルマッチ級、タイトル挑戦権級、レジェンド、若手の3〜5位決定戦、育成試合、カットファイトという風に、各大会でバランスよくやってるよな。ここはもうセンスが問われるし、無理なのかもしれないが、なんとなく順番に組んでるようなカードでは盛り上がりはのぞめない。常に次のカードを考えながら、どっちが勝っても組めるように柔軟にやってくことだ。石井時代のK-1はそれをやってたし、谷川時代は次を考え過ぎて上滑りしていた。見習うところ、見習わなくていいところ、色々と考えてほしい物だ。プロモーターや選手の間の政治なぞ、観客には関係ないんだからな。
ただまあ、そうやってセンスあるワンマッチ興行を組んでタイトルマッチを中心に回していくのが理想だろうが、無理ならおまえ、もうトーナメントやった方がましだぞ。全員出して一人が残る、何よりわかりやすい。谷川時代のK-1も、これをやってたから最終的になんとなく満足出来てたんだ。奴のセンスと未払いなんかの政治的事情でワンマッチを組んでたら、末期はきっと惨憺たるものになってたろうな。ああ、例えるならPRIDE34だよ。あれが最終じゃなくて何興行か続いてみろ。怒号が溢れてたはずだ。イッショ……がこれからどういう路線を進むか、お手並み拝見と言うところだな」
では、今後も「ITS SHOWTIME」、略して「イッショ」を応援していきたいと思います! それでは皆さん、また次回〜!