虚無への供物……神に身を捧げる戦士

 いや〜、もしかして「対戦希望者がいないのでなくなりました」という最悪のオチになるんじゃないか、と心配してたんだけど、無事に決定!
 セーンチャイの相手は、65キロの韓国王者に!

TOUITSU実行委員会
「KING OF KINGS TOUITSU in KOBE」

2008年12月23日(火・祝)兵庫・神戸ワールド記念ホール
開場15:00 開始16:00



<決定対戦カード>

▼第9試合 トーナメント決勝戦 62kg以下契約 3分3R延長2R(ヒジあり)

準決勝の勝者

VS

準決勝の勝者

※優勝300万円、準優勝100万円、3位50万円



▼第8試合 ワンマッチ 65kg以下契約 3分5R(ヒジあり)

センチャイ・ソー・キングスター(タイ/ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者)

VS

ホー・セイウン(韓国/大韓キックボクシング協会ライト級王者、2008KoreaGP65kg級優勝)



▼第7試合 トーナメント準決勝 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

及川VS森本の勝者

VS

石井VS壮泰の勝者



▼第6試合 トーナメント準決勝 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

吉本VS赤十字の勝者

VS

梶原VS黒田の勝者



▼第5試合 トーナメント1回戦 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

石井宏樹(藤本/新日本キックボクシング協会/前日本ライト級王者)

VS

壮泰(士道館橋本道場/マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟/MA日本スーパーライト級王者)

▼第4試合 トーナメント1回戦 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

及川知浩(及川道場/シュートボクシング協会/SB日本スーパーフェザー級王者)

VS

森本達也(日進会館/99J−TOP軽量級ウエイト制トーナメント準優勝)

▼第3試合 トーナメント1回戦 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)
梶原龍児チームドラゴン/K-1推薦/WFCA世界ライト級王者)

VS

黒田アキヒロ(フォルテス渋谷/J-NETWORK/J-NETWORKライト級王者)



▼第2試合 トーナメント1回戦 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

吉本光志(AJ/全日本キックボクシング連盟/IKMF東洋ライト級王者)

VS
赤十字竜(キング/ニュージャパンキックボクシング連盟/NJKFスーパーフェザー級王者)



▼トーナメント リザーブマッチ 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

河野雄大(武勇会/マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟/MA日本ライト級王者)

VS

末広智明(大道塾吉祥寺支部/R.I.S.E. FLASH to CRUSH TOURNAMENT’07準優勝)



▼オープニングマッチ第1試合 70kg以下契約 3分3R延長なし(ヒジなし)

JIRO(日進会館/第6回グローブ空手道選手権播州杯中量級3位)

VS

甲斐直樹(正道会館/R.I.S.E. KAMINARIMON TOURNAMENT’07準優勝)



▼オープニングマッチ第2試合 60kg以下契約 3分3R延長なし(ヒジなし)

一刀(日進会館/第9回グローブ空手道選手権播州杯中量級優勝)

VS

島村晃司(チームドラゴン/新空手2008年K-2グランプリ軽中量級準優勝)

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 セーンチャイのベストウエイトは58キロぐらい? もうちょい上? そう考えるとかなり体格差はあり。無論問題はあるんだろうが、近年の対戦相手を考えても、もうこれぐらいのウエイト差は普通になっている。仕方ないところだろう。
 しかし、マッチメイク側の不手際なのかも知らないが、結局対戦を受諾したのは韓国人か〜。近年レベルが上がっているとはいえ、まだまだ後進国のイメージが強い韓国格闘技界。そこのローカルタイトルの持ち主が、蛮勇をふるって神に挑む……無謀、身の程を知らない……そんなことを言うのは簡単だ。
 が、ここは日本人に手を挙げてほしかったところだなあ。先日の小宮山の試合の評価を見て欲しい。セーンチャイが自爆で足を痛め、おかげで判定まで食い下がっただけでマスコミは「大健闘」と書き立てる。もしかまたそういう事態になれば美味しいし、体格差のあるマッチメイクが許容されてる状況下、そういう事故の起きる確率は確実に上がっている。
 もちろん、そういうしようもない観点からではなく、日本軽量級の実力者に「オレが神を倒す!」と名乗りを上げて欲しかったのが本音。トーナメントからあぶれて鬱屈してる選手とかいないの?
 限りなく可能性は低いとはいえ、名を挙げるチャンスをよその国の選手に持って行かれて、早くからムエタイ打倒を掲げてきたはずの日本キックボクシングの選手たちは、これでいいのか?

 もちろん、TOUITSU側が継続開催を踏まえて、まだ契約も固まり切ってない状況下で、日本人選手に傷をつけないように、神に韓国人をあてがった、という可能性もある。単に神による殺戮ショーを、観衆に提供しようというわけだ。これ自体、日本の格闘技界、特にメジャー興行ではあきれるほど提示され続けたコンセプトである。
 ……が、もしこういう考えなら、このイベントもさして先は長くないだろうな。

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