満室ですか?

1303号室 (河出文庫)

1303号室 (河出文庫)

 「うちのビルが満室になったよ、フハハハハ」という話じゃなくて(実際満室ですがw)、本とか映画の話ね。


 八尾の猫氏(id:hachibinoneko)のブログで紹介されてた『519号室』という映画。


http://d.hatena.ne.jp/hachibinoneko/20100221


 『1408号室』とタイトルが紛らわしい……と書いてある。なに〜、ここは大石圭の『1303号室』を出すべきだろ!?と思ったのだが、ふと考えたこと。
 こういう部屋番号付きの小説や映画は、たいがいろくでもない曰く付きの部屋の話を描いているのだが、今まで使用されている部屋番号は、何番と何番なんだろう?
 この手のものを書く時は、番号が近くなりすぎないように注意せねばならんぞ!?


 ……というわけで、調べてみる。



『519号室』(映画)
『1303号室』(小説・映画)
『1408号室』(映画)


 他には、


『666号室』(映画)……おお、ヴェンダース
『パークプラーザ605号室』(テレビ映画)……イギリス映画か?
『419号室の女』(映画)……33年のアメリカ映画
『13号室』(映画)……これもアメリカ映画
『29号室』(映画)……1920年アメリカ!
『密会1723号室』(映画)……スペインの官能映画らしいね
『0号室の客〜HOTEL POINT〜』(ドラマ)……嵐の大野主演ドラマ
『いちばん暗いのは夜明け前「204号室」』(映画)……なぜか『1303号室』と同じ監督(笑)


 ポルノを除くと、映画ではこれぐらいか……。5桁の部屋番というのはまずないし、実際は1000番台で終わりかな? まだまだ空室あるね。
 ただ、小説、漫画の類いを加えるとまだまだある。


203号室 (光文社文庫)

203号室 (光文社文庫)

『204号室の恋』砂原糖子
『705号室 ホテル奇談』塔山郁
『203号室』加門七海
『203号室の尽子さん』山田也
『別館3号室の男』コリン・デクスター
『北ホテル48号室―チェーホフと女性たち』牧原純
『101号室の女 』折原一
『from701号室』藤崎こう
『パパとミッポの星の3号室』田部智子
『パパとミッポと夢の5号室』田部智子
『パパとミッポと海の1号室』田部智子
『とどけて願いを―精神科病棟52号室より』原ゆうこ
『四〇九号室の患者』綾辻行人
『つばめハイツ102号室』榊花月
『白馬館九号室』鮎川哲也
『3603号室』赤羽竜夫
『サカタ荘221号室』坂田靖子
『201号室の災厄』有栖川有栖
冬生まれの子ども―産婦人科病棟0号室』ディア・トリア・メアク
『きえた13号室』ロバート・スウィンデルズ
『1077号室は森のなか』柏葉幸子
『ぼくたちの生きる理由―ホスピス病棟405号室』今西乃子
『アパート3号室』エズラ=ジャック=キーツ
『マリエ館37号室』美村あきの
『202号室にご用心』かやまゆみ
『聖アンセルム923号室』コーネル・ウールリッチ
『410号室の犬』伊藤慎
『倒錯の死角(アングル)―201号室の女』折原一
『6号室』久米 昭太郎
『205号室はチャンダンの香り』シェランガスキー
『一三七号室』鈴木豊治
『聖アンセルム923号室』コーネル・ウールリッチ
『六号室・犬を連れたマダム』チェーホフ
『スターハイツ0号室』竹下文子
『101号室の謎を追え!』星さいか
『三十六号室』古田芳生
『魔の十三号室』下川儀太郎


 わはははは、アマゾンで調べただけでもこんなにあったよ。二部屋も使ってる折原一はけしからん!(笑)
 すでに使われてる番号は、


0
1
3
5
6
9
13
29
36
37
48
52
101
102
201
202
203
204
221
405
409
419
519
605
666
701
705
923
1077
1303
1408
1723
3603


 なんだ、まだまだ空室あるじゃないか。300番台と800番台が狙い目ですね! これから世界の物語作家たちが、この空き室を使ってどんな物語を紡いで行くか、楽しみにしようじゃないか。


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