『子熊物語』
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2005/02/25
- メディア: DVD
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自然の厳しさ、過酷さを余すところなく描きつつ、子熊と雄熊の心の交流を描き、笑ってハラハラして泣ける名作。まあ子熊の可愛さときたらもう……。これドキュメントじゃねえの!?というぐらいの自然さ、子熊とピューマの相対するクライマックスの迫力は圧巻。CGなんてない時代だぜ? いったいどうやって撮ったんだ?と思ってたら、メイキング見たらほんとに全部調教で撮っててぶっ飛んだ。
「なるべく自然に、足を引きずって」
と、真顔で演技に注文をつけるアノー監督と、調教師の渋い表情、座れと言っても構わずじゃれまくる、2.5メートルの熊にバカ受け。
後に虎の兄弟の物語『トゥー・ブラザーズ』を撮ったアノー監督だが、この『子熊物語』に比べると、まるでぬるいファンタジーである。