『頑固に、美しく、猛々しく』
『チョコレートファイター』に続く、ジージャー主演第二作!
アジアン映画祭2010にて鑑賞。
バンド少女のデューは、人身売買組織にさらわれそうになったところを、三人の男たちに救われる。かつて、婚約者や妻、妹を組織に奪われた彼らは、酔拳を身につけ、戦いを挑んでいたのだった。デューは自らも酔拳を身につけ、彼らと共に戦おうとするのだが……。
恋愛要素も絡め、前作では中学生に見えたジージャーも大人の女路線に脱皮! なんだけど、やはり内容は大アクション。
相変わらずのリアルヒッティングで、容赦なく蹴りまくり、また蹴られまくるジージャー。空中での膝蹴りの相打ちとか最高だね! 古いカンフー映画みたいな特訓シーンも良い。ストーリーは薄目で、前作のような盛り上がりには欠けるのだが、クライマックスで「酔拳の極意」が発動するところもなかなか良かったなあ。
酔拳の極意とは……「苦しむ事」! ええっ!? そうだったのか……初めて知ったんだが……。つまりは悪酔いしろということか……!
仲間を倒され、自らも力尽き、三人の強敵に包囲されたジージャーが、その想像を絶する苦痛の中で初めて奥義にたどり着き、敢然と立ち上がるのだ! なぜか逆立ちで!
わはははは、最高! タイ映画でおなじみの、悲壮なラストも含め、良い映画でした。公開したらもう一回見よう!
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