『スリーピングドール』ジェフリー・ディーヴァー

スリーピング・ドール

スリーピング・ドール

 カルト集団のリーダーであり、刑務所に収監されていたダニエル・ペルが、事情聴取のために移送された拘置所で脱獄した。「人間ウソ発見器」の異名を取る捜査官キャサリン・ダンスは、己をコントロールし人の心を操るペルを、わずかな手がかりを元に追いつめようとするのだが……。


 いや〜、もう鑑識は飽きたよね……。


 と、のっけからリンカーン・ライムを全否定してしまったが、まあそういうことで……。どんでん返しのパターンとか、ミスディレクションとか、ライムシリーズと全然変わらないんだけど、登場キャラクターや捜査手法が変わると当然展開も変わり、俄然新味が生まれる。
 事件が終わってるのに、まだ40ページぐらい残ってると、愕然とする以上に嬉しくなるね。まだまだひねるのかよ! 証拠品集めはなんかマンネリになってきたが、今作の「キネクシス」はまだ掘り下げの予知がありそうだなあ。もっとサブキャラを出して、盛り上げてほしいものである。