『サブウェイ123』
いや〜、映画見るの久々だよ!
ひさしぶりの一本が地雷だと泣けるので、思いっきり無難なチョイス。しかし、本当に無難だ……。二大スターが以前もやったような役で登場し、監督トニー・スコットが相変わらずのキメキメのカット割りで、捻りのない脚本を撮り上げる……。
『サブウェイパニック』のリメイクだが、まあ大ざっぱな舞台設定以外は原型を留めてない。元作品は緩めで、サスペンスというよりコメディだったのだが、現代に復活するにあたって、テンポ重視の作品に作り替えられた。もう完全に別もの。
まあつまらなくはない。見てる間はそれなりにハラハラするし……。が、語るべきテーマは何もないし、それなりに金も時間もかけて撮られているはずなのに、どこか監督以下、
「よ〜し、いつもの感じで行こうか」
……みたいな、惰性的なノリで作っている感じさえ受ける。要はハリウッド映画の定型パターンからはみ出てないと言うことなのだが……。
交渉役の刑事でジョン・タトゥーロが出てきた時は、『トランスフォーマー』を思い出して「うわ〜、よりによって役に立たない奴を……!」と思ったが、本当に大したことをしなかったので笑った。
時間つぶしと割り切れば、それなり。
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