『ライオンハート』

 瀕死の弟に会うため、外人部隊を抜け出しアメリカに渡ったリオンだが、弟はすでに死亡。莫大な医療費の負債を抱えた弟の妻子のため、リオンは過酷なストリートファイトの世界に身を投ずる……。

 まだ英語もたどたどしかった頃の、ジャン・クロード・ヴァン・ダムの愛すべき秀作。リオン→ライオンという安直なリングネームの付け方、黒人のブッカーとの友情とか、ベタながら熱い。この頃の、固い英語、時々フランス語、知ってる中で一番下品な言葉が「fuck you」というバランスが一番良かったなあ。