雑談 過去ログ
閑話休題。
「チーム・バチスタの栄光」という映画を今、上映中なんだが、なんとあの「野良犬」小林聡が出てるらしい。
ええ〜、まじで〜?
原作はまずまず面白かったものの、解決部分の弱さと、検査導入のためにわざわざ小説仕立てにしたあざとさが気に食わなかったので、映画はまったく見る気なし。
しかし、小林が出てるなら見たいな……そこだけ(笑)。
全部見るのはアホ臭いので、映写室(職場)からその部分だけ見たいんだが、だいたいどこらへんのシーンに出てるのかだけでもわからないことには、何時頃に覗けばいいのかもよくわからない。
普通だったら、会社で観た子を誰か捕まえて、「あの役者、どこらへんに出てた?」と聞けばいいのだが、残念ながら誰も小林の顔を知らない。何てこったい、ムエタイの現役王者を倒したあの伝説の「野良犬」をなぜ知らないんだ……!
あ〜、まだまだキックボクシングも世に届いてねえなあ。
で、ネットを漁ってたら、下の記事を発見!
http://blog.goo.ne.jp/take_14/e/1f637e8c1c48b8c349bc615d5050dd90
患者役かい! 宮田ブログに「意外と白衣も似合いそうですね」とコメントしたのも空しく……。
「愚痴外来」に来る患者、ということで、わりと序盤に登場かな?
しかし、これから本格的に役者を目指すんだろうか? 彼は……。
『ロッキー4』を何年かぶりに見たのだけれど。
ロッキーの対戦相手、ドラゴ役の俳優ドルフ・ラングレンは極真空手出身。1999年当時、オレはアクション映画のファンで彼のファンでもあった。その年の極真世界大会(三瓶派)で来日した際には、オレは会場まで行ってサインをもらったのである。その日は99年のK-1の決勝大会の日でもあった。バンナがアーツを倒し、そのバンナをホーストが粉砕して優勝したあの日である。今の格闘技大好きっ子(気持ち悪いな)の今からは考えられないが、あの頃のオレは東京まで行ってK-1を見ずにドルフ・ラングレンを見ていたのである。
その後、彼は出演作に恵まれず細々とした活動を続けるに留まり、オレはその日の夜、ホテルのテレビで見たバンナ撃沈シーン以後、格闘技大好きっ子(だから気持ち悪いって)の道を歩んでいったわけだ。
この春に『ファイナル』が公開されたこともあり、再販された『ロッキー4』のDVDを購入。見ずに積んでいたのだが、暇だったので今日見たのである。8〜9年ぶりの再鑑賞。
いや〜驚いた。ロッキーやアポロとの圧倒的な身長差を背景に放たれるドラゴのジャブが、セーム・シュルトそっくり! 同じ極真のフィリオよりも、よりシュルトに近い。ほとんどボクシング用に是正せず、空手構えのままで打っている! ロッキーのフックが全然届かない!恐るべきリーチ!
しかし最終的に、ロッキーはそのジャブと伸びる右を耐え切って、ドラゴを倒すわけだ。これを見ればシュルトのパンチ対策も完璧だろう(?)。
シュルト台頭以後ということもあり、初見の時とはまったく違う見方をしてしまったね。再見しなければ、こういうことに気付くこともなかったわけである。人に歴史あり。
空手小説『黒帯』。これが武道家の精神だ! [格闘技雑談 ]
ミステリーやホラーの小説、映画など好きな方なら、『アナザヘヴン』や『アナン』などのタイトルをご存じだろう。ドラマや映画などの監督も手掛ける映像作家・飯田譲治と、小説家・梓河人のコンビが輩出してきた作品群は、ジャンルを超え多岐に渡る。強烈なグロテスクさと、それを包括するような独特の甘さを合わせ持つ作風は、マニアックながらファンを魅了してやまない。
現代劇を主軸に、ホラーやミステリー作品を手掛けてきた両氏だが、何を思ったか(失礼!)突如、昭和初頭を時代背景にした空手小説を発表したのである。それがこの『黒帯』だっ!
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31962710
すでに映画も公開中……。
http://kuro-obi.cinemacafe.net/
同じ師のもとで修行する三人の空手家を主軸に据え、彼等のキャラクターや人生観を通して「空手」とはなにか、その精神とはなにかを描く。師の死に際して伝承される「黒帯」は、誰の手に渡るのか?
「空手は争うために非ず」
勝つということは、自分より弱い者を倒すということに過ぎない。己の技を向ける相手は、己のみ。
ソフトかつわかりやすい内容で描かれたテーマ性が、胸を打つ。
普段読書をしないが、格闘技は好きだ! という方にこそ、ぜひ手に取っていただきたい作品。
新会社ワールドビクトリーロードが始動。
さあ、みんなで投稿しよう!
http://www.kakutougi-kyoukai.com/
とりあえず「ワールドビクトリーロード」が大会名じゃなくて一安心である。
とりあえずPRIDEのプの字もない、しかもコミッション設立から始まる真面目くさった内容。「○○参戦〜」「大晦日〜」、華々しい話題はかけらもなし。本気で競技性云々を考えてやっていこうと思ってるなら、批判する理由は何もないが……。
アメリカでUFCがバカみたいな人気を稼ぎ出して、釣られた金持ちが続々と新プロモーションを立ち上げている。対して日本はPRIDEが完全消滅してバブルが弾け、あとはこれから減っていく一方であろうニーズをあちらこちらで分け合おうという状態。
その人気下落を食いとどめようという志なら大いに頑張ってほしいものだが、はたしていかなる方策があるのか。正直言って、「方策なんてねえよ、人材育てて地道にやるよ」とでも言ってくれた