ルシフ様の2019年読了本
2019年の読書メーター
読んだ本の数:45
読んだページ数:10699
ナイス数:17
月の骨 (創元推理文庫)の感想
デビュー作ほどのインパクトはなかったが、イマジネーションと現実を混在させたような世界観は健在。夫婦の会話や互いの関係を書いたシーンだけずっと読んでおれそうな筆致も素晴らしいし、そこから繋がるラストも号泣ものなんですが……。
三部作の一本目ということで、続きにも期待。
読了日:01月03日 著者:ジョナサン・キャロル
ブラック校則
読了日:01月06日 著者:荻上チキ,内田良
炎の眠り (創元推理文庫 (547‐3))の感想
読んでて突然「ストロー」の下りで泣いてしまった。相変わらずこういうところがいいんだ……。
オチにも関連するが、クライマックスでは主人公のやることが確かに怖くて、『ジョジョ』のボヘミアン・ラプソディ回も思い出したところ。
読了日:01月06日 著者:ジョナサン・キャロル
空に浮かぶ子供 (創元推理文庫)の感想
創作にまつわる狂気、というと簡単すぎるのだが、ラストの一歩手前で知らず知らず毒され切っていることに気づいた時は、我知らず鼓動が大きくなりましたわ。映画ネタも面白い。
読了日:01月17日 著者:ジョナサン・キャロル
作家の収支 (幻冬舎新書)の感想
淡々と、サラッと書いてあるがゆえに「自慢かよ!」と言いたくなるが、書ける人、稼げる人というのはこういうものなのだろうな。この人ならではの稼ぎ方も面白いが、一般的データも参考になる。
読了日:01月18日 著者:森博嗣
友達以上探偵未満 (角川書店単行本)
読了日:02月09日 著者:麻耶 雄嵩
ババァ、ノックしろよ!
読了日:02月09日 著者:
フランス人ママ記者、東京で子育てする
読了日:03月02日 著者:西村・プペ・カリン
エデン(新潮文庫)の感想
数年ぶり、2回目に読んだわけだが、その間に『弱虫ペダル』を全巻読み、ツール・ド・フランスも総集編を通して見るようになったおかげで(笑)、入り込み方が全く変わったわ。楽園を駆け抜ける勝負師どもへの賛歌。
読了日:03月06日 著者:近藤史恵
殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫)
読了日:04月06日 著者:小林泰三
我らが影の声 (創元推理文庫)の感想
過去が追いかけてきて、自分の凡庸さ、卑劣さをバッサリと断罪していく恐怖。誰だってそんな高潔ではいられないのだが、卑近さゆえの罪は必ず代償を求める。
キャロル版『IT』とでも言うべきストーリーだが、読後感はおなじみのアレ……。
読了日:04月16日 著者:ジョナサン・キャロル
夢を見続けておわる人、妥協を余儀なくされる人、「最高の相手」を手に入れる人。 “私"がプロポーズされない5つの理由
読了日:04月22日 著者:仲人T
奴隷商人サラサ~生き人形が見た夢~ (光文社文庫)の感想
作者初のシリーズものということだが、印象としては上中下巻の中巻? エログロな題材を生真面目に描き切る筆致は、一冊で終わらずこうしてストーリーを展開させるとより生きるのかもしれない。今作では完結しないが、この引きこそが明日もしれない奴隷の運命そのものか、とも思わせられた。
読了日:05月24日 著者:大石 圭
ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編1 盗賊たちの狂詩曲 (富士見ドラゴンブック)
読了日:05月25日 著者:山本 弘,グループSNE
ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編2 モンスターたちの交響曲 (富士見ドラゴンブック)
読了日:05月25日 著者:山本 弘,グループSNE
ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編3 終わりなき即興曲 (富士見ドラゴンブック)
読了日:05月25日 著者:山本 弘,グループSNE
二重生活 (角川文庫)
読了日:06月17日 著者:小池 真理子
お砂糖とスパイスと爆発的な何か—不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門
読了日:06月23日 著者:北村紗衣
因業探偵~新藤礼都の事件簿~ (光文社文庫)
読了日:07月16日 著者:小林 泰三
愛は、こぼれるqの音色 (TH Literature Series)の感想
「欠落を抱えたイケメン」というこの世で最も美味しい者を主人公に、「女性向け」を謳うSFでありながら、大藪春彦ばりのキレッキレのノワールが展開される表題作に悶絶!
一方で中編『密室回路』で示された救いも心地よい。確かにこれは著者の現時点での到達点なのかも……。
読了日:07月18日 著者:図子 慧
スティグマータ(新潮文庫)の感想
文庫で再読。ツール・ド・フランス真っ盛りのこの時期に読むのが、やっぱり最高ですね。『エデン』再読の際にも思ったが、この期間の読み手である自分の変化が大きく、ロードレース部分への没入度が桁違いになった。
読了日:07月19日 著者:近藤史恵
みかんとひよどり (角川書店単行本)の感想
山の寒々とした舞台で幕を開けながらも、そこに秘められた豊饒さを都会と対比しながら描き、それぞれ違う人生を浮き彫りにさせる。シンプルながら、近年ますます冴え渡る作者の眼差しと筆致に酔う一本。猟師の人は、ちょっとかつての整体師さんを思い起こさせるな。
読了日:08月10日 著者:近藤 史恵
嘘は罪 (文春文庫)の感想
不倫浮気不倫浮気不倫浮気不倫浮気不倫浮気不倫浮気の十二本からなる短編集。お題固定で十本ネタ出ししてください、と言われて勢い余って十二本も書いたような代物で、90年代の価値観ってこんなだったっけ、と思いつつも、名匠の技巧が楽しめる。
読了日:08月19日 著者:連城三紀彦
新ロードス島戦記 序章 炎を継ぐ者 新装版 (角川スニーカー文庫)の感想
新章がスタートする、という事なので、読んでいなかったこの「新」に手をつけてみることに。これはその中でも序章で、物語の前段に当たる部分。蛇足なんじゃないの?という危惧は読む前から抱いているわけだが、果たして……?
読了日:08月25日 著者:水野 良
あなたに贈る×(キス) (PHP文芸文庫)
読了日:08月27日 著者:近藤 史恵
溺れる女 (角川ホラー文庫)
読了日:08月30日 著者:大石 圭
アルスラーン戦記11魔軍襲来 (らいとすたっふ文庫)の感想
10巻読んだのが20年前だが、全く気にせずに読む(そもそもこの巻が出たのも14年前とか……)。対魔物戦とか、ここだけ読めば割合面白くなりそうな気がするのだが、今後の展開やいかに……。
読了日:09月14日 著者:田中芳樹
アルスラーン戦記12暗黒神殿 (らいとすたっふ文庫)
読了日:09月14日 著者:田中芳樹
5分でわかる10年後の自分 2030年のハローワークの感想
書かれた趣旨とは全く違うかもしれないが、来年に転職(というほど大げさなものでもない)を控えたおっさんとしても、大変示唆的で勇気づけられる内容を含んだ一冊。fuck失業!
読了日:09月17日 著者:図子 慧
新ロードス島戦記1 闇の森の魔獣 新装版 (角川スニーカー文庫)
読了日:09月23日 著者:水野 良
新ロードス島戦記2 新生の魔帝国 (角川スニーカー文庫)
読了日:09月23日 著者:水野 良
新ロードス島戦記3 黒翼の邪竜 (角川スニーカー文庫)
読了日:09月23日 著者:水野 良
新ロードス島戦記4 運命の魔船 (角川スニーカー文庫)
読了日:09月23日 著者:水野 良
新ロードス島戦記5 終末の邪教(上) (角川スニーカー文庫)
読了日:09月23日 著者:水野 良
新ロードス島戦記6 終末の邪教(下) (角川スニーカー文庫)
読了日:09月23日 著者:水野 良
アルスラーン戦記13蛇王再臨 (らいとすたっふ文庫)
読了日:09月27日 著者:田中芳樹
アルスラーン戦記14天鳴地動 (らいとすたっふ文庫)
読了日:09月27日 著者:田中芳樹
屍人荘の殺人 屍人荘の殺人シリーズ (創元推理文庫)の感想
大変面白かったが、映画版はビジュアルが寒いことになりそうだ。ラストの決め所の呼吸も小説ならでは、と言う気がするね。脳内で補完が効くからな。
読了日:10月04日 著者:今村 昌弘
皆殺し映画通信 骨までしゃぶれ
読了日:10月04日 著者:柳下 毅一郎
ボーダー 二つの世界 (ハヤカワ文庫NV)の感想
老夫婦モチーフが多いな! ちょっとびっくりしてしまうぐらいロマンチックで、吐きそうなぐらいに甘くて、とてもとても気障で……それゆえに恐ろしい話ですね。
『モールス』の続編である短編も、マジかよ!と思ったね。映画『ボーダー』ももちろんオススメ!
読了日:10月19日 著者:ヨン アイヴィデ リンドクヴィスト
ノスタルジア (双葉文庫)
読了日:11月12日 著者:小池真理子
ゴースト・スナイパー 上 (文春文庫)
読了日:12月08日 著者:ジェフリー・ディーヴァー
ゴースト・スナイパー 下 (文春文庫)の感想
ハイテクを恐れず作品に取り込んでくるシリーズで、狙撃者の古臭いイメージもあっという間に今は昔……。しかし医療技術も最新のものを描かんといかんせいか、右腕が動きエアロバイクまで漕ぐようになってしまったリンカーン・ライム先生。次は左腕か、と思われたが、これを回避する理屈の豪腕っぷりにもなかなかびびらされたわ。
読了日:12月08日 著者:ジェフリー・ディーヴァー
ゲーム・オブ・スローンズ:コンプリート・シリーズ公式ブック ~ウェスタロスとその向こうへ~
読了日:12月15日 著者:マイルズ・マクナット
吸血鬼
読了日:12月31日 著者:佐藤亜紀
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