”石より生まれし者”『悟空伝』
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中華映画祭り!
かつて、天帝によって粛清の対象となり滅んだ魔王は、猿となって転生した。故郷花果山を蘇らせるため、そして復讐のために再び天を目指す猿……孫悟空。その前に楊戩と天蓬、二人の強敵が立ちはだかる。死闘が始まるが……?
この冬の中華映画祭りは二本ということで、去年の狂ったような盛り上がりはないものの、手堅く面白そうな奴が来ましたよ。まずはデレク・クォック監督の西遊記からだ!
chateaudif.hatenadiary.com
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中国で流行ったネット小説が原作ということで、オリジナルの西遊記からは相当逸脱しております。デレク・クォックはチャウ・シンチー版にも一時期参加して、結局離脱したが、出来上がったものを見ると確かに方向性が違うな。まあドラゴンボールと同じく、主人公の名前が孫悟空であり猿である、ぐらいに捉えておくのがいいかもしれない。
故郷である山を天界の軍に滅ぼされたエディ・ポン孫悟空が、いつかその故郷を蘇らせる夢を語る序盤、見栄を切ろうとしてはいちいち邪魔が入るあたりから、後半の爆発に向けてネタふりしてるな………と思いつつ観ていたのだが……。すまん……30分ほど寝てしまった……。途中から、エディ・ポンもショーン・ユーも全員が人間になって地上に降りているぞ……。
検閲が激しいと言われる中国映画には珍しく、権力に盾突きまくる話で、中盤以降に未来を変えようとした主人公たちは大敗北を喫し全てを失う……が、諦めることなく復活し、再び反逆し、天に攻めのぼる。多分、もうちょい長い原作をガンガン端折って構成しているので、展開はやたらと速いのだが、話的にはこの中盤が溜めになった上に映像に勢いがあるので、盛り上がる感覚はあり。CGも金かかってる以上に厚みがあって、このあたりの畳み掛けはさすがデレク・クォックだな、と思ったよ。
一方で、仲間が単独で戦ってる間、エディ・ポンが後ろで愁嘆場をずーっとやってるシーンがあったりして、そこは力を合わせて戦うべきだったんじゃないかな……と、若干乗りにくい場面もあったな。
またいつか機会があれば、寝てしまった部分も見直そうと思います。
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