kindle狂想曲 倉阪鬼一郎編

　日本で唯一の怪奇作家と今でも名乗っているのであろうか。一時期よく読んでいた作家さん。最初に読んだ抱腹絶倒のエッセイ『活字狂想曲』でその社会不適応者ぶりを披露していたが、今はファンの方と結婚して妻子持ち、トライアスロンに精を出しているというから、世の中わからない。

　その『活字狂想曲』と、『田舎の事件』シリーズ三作が幻冬舎。

活字狂想曲

田舎の事件

不可解な事件

学校の事件

　講談社からバカミス系の新作が次々と出ております。

三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人 (講談社ノベルス)

四神金赤館銀青館不可能殺人 (講談社ノベルス)

八王子七色面妖館密室不可能殺人 (講談社ノベルス)

　旧著では『赤い額縁』と『白い館の惨劇』がやっぱり目を惹くなあ。

赤い額縁

白い館の惨劇

　最近は時代小説もかなり書いてるようですね。

人生の一椀　小料理のどか屋 人情帖　: 1 (二見時代小説文庫)

ようこそ夢屋へ?南蛮おたね夢料理? (光文社文庫)

kindle化されていない本

　残念ながらかなり多くて、講談社ノベルスでも出てないものが多いし、ホラー短編集、文庫書き下ろし問わず電子化されていないものがかなりあるよ。一番好きなのは『大鬼神』かな。

大鬼神―平成陰陽師国防指令 (ノン・ノベル)

42.195 (カッパノベルス)

迷宮Labyrinth (講談社ノベルス)

緑の幻影