"タイツは緑色です"『エルフ ~サンタの国からやってきた~』
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孤児院でサンタの袋に紛れ込み、北極に連れ帰られてしまった赤ちゃんのバディは、エルフの手によってエルフとして育てられる。しかし30年の月日が流れ、大きくなりすぎてしまった上に、仕事のおもちゃ作りもはかばかしくない。自分が人間だと知ったバディは、本当の父親がいるニューヨークにやってくるのだが……。
長らく積んであったが、やっと見ました。先日亡くなったレイ・ハリーハウゼンが声で出演していたり、『アイアンマン3』(http://d.hatena.ne.jp/chateaudif/20130502/1367490315)公開中のジョン・ファブローが監督していたり、何気なく手に取った割にはタイムリーなチョイスとなった。肝心のクリスマスと時期がずれまくりなのはさておきだ……。
緑のタイツはいたウィル・フェレルの幼児帰り演技を見る映画、と言えばそれまでだが、まあわかっているんだけどやっぱり笑ってしまう。動きの予測つかなさが天才的。ストーリー面では実質的主役はジェームズ・カーン演じるお父さんであり、『クリスマス・キャロル』的な意味で「悪い子」だった彼が、息子ウィル・フェレルとの出会いを経て成長する物語になっている。彼が一本物語に芯を通しているので、それを動かすウィル・フェレルが自由にバカなことをやりまくれる、という構図!
もう一軸の物語がクリスマスの復権で、ここはウィル・フェレルと父の関係を含め、他のキャラすべてを巻き込んでいく大きなストーリーになっている。で、あまり出番自体は多くないんだが、ここでキーパーソンとなるのが、ズーイー・デシャネル。出た! この女めが! と、まだ『サマー』や『銀河ヒッチハイクガイド』(http://d.hatena.ne.jp/chateaudif/20110510/1304999780)を引きずって身構えてしまうのだが、これはそれより前の出演作なんで……。この時22歳、金髪でドライなニューヨーカー役。しかしすでに歌は上手かったよ……。この映画バカ当たりしたらしいし、こりゃあブレイクするわ……。ここからパフォーマーとしての素質を開花させていくわけか。
ぜひともクリスマスに見て欲しい映画。もちろんそれ以外の時期でもOKですがね!
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