"I'm 妄想ガール！"『露出』

　カナザワ映画祭2012（http://www.eiganokai.com/event/filmfes2012/index.html）で鑑賞。

　偶然出会ったヘルゲという男に、裸の写真を撮られてしまったレーナ。両親やボーイフレンドに助けを求める事もできず、家を出た彼女だが、ヘルゲは執拗に追って来る……！

　去年来れなかったシネモンドにて初鑑賞。
　今回の映画祭で観るリンドバーグさん作品としては三本目だが、制作年はこれが一番古いんだよね。プロモーションで来日し、人気の火付け役になった作品。

　さて冒頭、彼氏と別れる別れないでもめて頬を一発張られるリンドバーグさんだが、そのあとでさらに何発も何発も殴られ、地面にノックダウン……と思ったら殴られる直前に戻る！ なんだこりゃ、妄想？
　その後もヒッチハイクしたら運転手に襲われ、付け回されている男にはベッドには縛られ……全部妄想！ こっちがうとうとしかけたこともあり、段々とこの付け回してくる写真野郎も存在そのものが妄想なんじゃないか、彼氏も怪しい、と虚実の皮膜の境目が曖昧になってくる。……んだけど、あまりに面白くなくて、またも睡魔が……。

　彼氏役の子がなんか微妙なマスク（『アニタ』（http://d.hatena.ne.jp/chateaudif/20120923/1348401680）のスカルスガルド様に比べると）なのも響いた。まあしかしそんな中でも彼女のけしからん乳と尻が……って、三本も観たらさすがに飽きるって！ もういい加減にげっぷとか出そうなんですよ！

　一般映画とポルノの区分けがされてなかった時代の作品群、ということで、まあ今回のリンドバーグ特集、未体験の感覚が色々と味わえましたね。今回はこれが締めとなりました。

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