"オレは究極の兵士！（だから覗きはしません）"『インビジブル2』

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　透明人間映画の続編！ Huluにて鑑賞してみました。

　ライズナー研究所の資金集めのためのパーティで、ある博士が怪死を遂げる。パーティー会場で踊りだし、誰もいないトイレで何者かと会話した後、喉を掻き切られて……しかし、誰も犯人の姿を目撃していない。変死した博士の元同僚であるマギー・ダルトンの警備を依頼された警察。派遣された二人の刑事を、姿の見えない何者かが襲う……！

　前作はポール・バーホーベン監督。今回はそれが製作に回り、続編ということだが前作とはほぼ関係なし。
　クリスチャン・スレーターが昔好きだったので、一応彼の主演作として抑えておかねばなるまい……と思ったのだが……えーっと、最初から透明でした（笑）。声にこそ聞き覚えがあるが、全然顔が出てこねえええええええ！
　代わりに全然知らん俳優の刑事（実は『トワイライト』のパパ吸血鬼だった）と博士が主役顔しおって許せん！ スレーターはなあ、トラボルタをしばき倒したこともあるんだぞ？ モーガン・フリーマンとだって相棒だったんだぞ！ そんな凋落ぶりを嘆きつつ観たわけだが、うん、結局素顔は途中と最後にしか出てこなかったよ。

　「軍の陰謀」なんていう手垢のついた話に「透明人間」なんて古い題材を用い、おまけに使ってる技術も予算も最先端とは言い難い、となるとこりゃあ余程の創意工夫がないと苦しいよね。まあしかし、それも一作目には遠く及ばず、透明化のシーンは借り物な印象。さらに雨中の対決シーンなどあるにはあるが、ひねりがないなあ……。
　いや、それでも登場人物の心理や変化の描写が深く描かれて……るわけないよなあ、ここまでダメなんだから。で、バーホーベン的な下世話さもないとくれば、見所なんてどこにもねえええええええ！

　いやはやつまらなかった。しかしまあHuluにはもっといい映画も入ってるので、これからも観たいと思いますよ。

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