”そこは銃と暴力の国”『アメリカン・バイオレンス』
- 出版社/メーカー: ブロードウェイ
- 発売日: 1997/02/21
- メディア: VHS
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アメリカの暗部たる暴力の歴史を描いたドキュメンタリー。日本向けのナレーションが入っており、非常に見やすい内容。まあ映像はグロいんだけどね! この映像が売りで、もはや現代では放送できない、死体置き場や解剖シーンの映像がズラリ。
ケネディ暗殺、マンソンファミリー、テッド・バンディ、さすがに有名どころはもう見慣れた映像も多いが、マイナーな事件が面白い。公開を妨害したという曰く付きのKKKの銃撃事件や、銀行の副頭取を人質にして立てこもった男の話など……。しかし、この小さな事件が有名シリアルキラーより時間配分長かったりして、観てる間「ここからすごい事件に発展するのか?」と思わせといてなにもなかったりするから肩透かし。
一番長かったのはエド・ケンパーだな〜。おまえ話長いよ! 延々と殺しの経過を語りまくり、オチまでつけた! まさに自分語りだね。ブログでやればいいのに(ありません)。
ジョン・レノン殺害を最後に持って来て「イマジン」で締めるあたり、ちょい狙ったな、という感じでありあざといが、総じて面白いドキュメンタリーであった。
- 作者: レナード・シュレーダー,地恵子・シュレーダー
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1981/08
- メディア: 単行本
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