"がんばれ仕事人間"『Needing You』
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結婚願望が強いOLのキンキー。だけど、付き合っている彼は同棲にも応じてくれない。度重なる失恋に臆病になり、ついに恋の神様に願いをかけるまでに……。新たな部署に配属になり、やり手の営業マンのアンディの部下になったキンキー。女にだらしないと噂される彼だが、仕事に対しては真摯で、彼女のことも気にかけてくれる内に、次第に気になるように……。この恋の行方は?
『ダイエット・ラブ』(http://d.hatena.ne.jp/chateaudif/20101018/1287381025)より前に、アンディ・ラウとサミー・チェン共演で撮った作品。
『単身男女』(http://d.hatena.ne.jp/chateaudif/20110313/1300018060)のプロトタイプと聞いてたが、なるほど大筋は似てる。オフィスが舞台で、主人公はちょっと女にだらしなくて……。二人が以前の恋に失敗した云々が、さらっとしか描かれないので切実さには乏しいのだが、そこらへんはあまり重苦しく見せずに新しい恋が始まるかも?という期待感と楽しさを込めて描く。
アンディ・ラウのキャラクターが、仕事人間で部下には公平かつ厳格、でもそのせいで煙たがられていて、噂を立てられたり造反されたり、と気の毒な感じ。変人だと思われてたが根は真面目なサミー・チェンのヒロインだけが、そこのとこを理解している。ちょっと不器用な二人……なんだが、周囲の要領ばかりよくて噂好きの連中がむしろ一般的な風に描かれてるのが面白い。香港では固い人の方が珍しいのか?
例によって食い物シーンがあるんだが、煮込んだ牛のチ○コを食べようとするアンディ・ラウにバカウケ。ご飯に乗せててやたらと美味そうだし……(笑)。これはちょっとオレも食いたいよ! 「共食い」とか言われるあたりも「どこ食おうが牛と人間は違うだろ」と言う感じで全然理屈になってないのだが、男性同士という意味で感覚的にはわからないでもない。
あまりかっちり作ってある感じではなく、ストーリーを印象づける部分部分を除いては、役者の雰囲気や表情任せにしてる感じも強い。ジョニー・トーとワイ・カーファイの共同監督だが、彼らの後の作品にも通じる部分かな。
ちょこちょこ引用されてる『アンディ・ラウの逃避行』見たくなるよ。これはジョニー・トーの初製作作品だったのね。そして、この二人の共演も後は『イエスタデイ、ワンスモア』を残すのみとなったわい。
見比べると、『単身男女』はこれの情報量を増やしてスパートを駆けたまさに進化系なので、早期の日本公開を望みたい!
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