大阪で映画みよっ? 2011年度版


 新生活応援キャンペエーーーーーーン!


 まもなく新年度が始まりますねえ。就職、転勤、進学etc……新たな門出を迎え、関西圏にお越しになる方も多いのではないでしょうか。新しい街、新しい環境に落ち着き、言葉の壁も乗り越えて関西に住まうようになった貴方……。落ち着いたらとりあえず……そう、映画でも見ちゃおうかなあ、なんて思いますよねえ。
 そんな貴方、その中でも特にボンクラなきみに贈る、我が街大阪の映画館の特集! こんな映画が観たければここへ行こう、ということでラインナップの傾向と合わせて紹介。


キタ(梅田近辺)


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TOHOシネマズ梅田
http://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/037/TNPI2000J01.do

 全国で覇権を握るTOHO系列、その大阪の中心たる劇場! 大阪最大のスクリーンを擁する。ラインナップは当然シネコンらしく大作中心だが、小規模なスクリーンもあり、横手の別棟と合わせて小品も上映。
 2010年鑑賞作『ローラーガールズ・ダイアリー』『マイ・ブラザー』『ハート・ロッカー


梅田ブルク7
http://burg7.com/

 東映系列のシネコン。通常のシネコンから東宝洋画系が抜けたようなラインナップだが、松竹系の下の方のチェーンの作品で、ここでしかやらない作品がちょいちょいあるので外せない。近年では『エスター』『パンドラム』『デイブレイカー』などなど。
 2010年鑑賞作『いばらの王』『パンドラム』『デイブレイカー


大阪ステーションシティシネマ
http://2011osaka.com/osakastationcity/

 梅田ピカデリー亡き後、その後継となる特大のシネコン東宝、松竹、東映が共同出資し、梅田再開発の目玉の一つ。果たしていかなる劇場となるのか……?


テアトル梅田
http://www.ttcg.jp/theatre_umeda/

 新御堂筋沿い、LOFTの地下にある大阪ミニシアターの雄。地理的にやや行きづらいが、ここでしかやらない作品も多く、外せない劇場。昨年は『ぼくのエリ』『キック・アス』のヒットが記憶に新しい。
 2010年鑑賞作『ぼくのエリ』『恐怖』『キック・アス


シネリーブル梅田
http://www.ttcg.jp/cinelibre_umeda/
梅田ガーデンシネマ
http://www.kadokawa-gardencinema.jp/umeda/

 同じスカイビルの3Fと4Fに入ってるミニシアター。作りがほとんど一緒だが、別会社で、リーブルの方は上記テアトルと同じ会社(わかりづらっ!)。
 ややヨーロッパ映画よりのガーデンシネマ(昨年は『オーケストラ』を観た)と、アニメやハリウッド映画のこぼれ球などを積極的に拾うリーブル(『ハングオーバー』『ストーン』『冷たい熱帯魚』など)という感じか。
 2010年鑑賞作 ガーデン『オーケストラ!』 リーブル『さんかく』『ハングオーバー』『ストーン』『エクスペリメント』


ミナミ(難波近辺)


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 ルシフ様の生活圏はこちらなので、キタでもどっちでも観られる大作はこちらが中心。


TOHOシネマズなんば
http://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/032/TNPI2000J01.do

 梅田と同じく、TOHOのシネコン。ラインナップ的には梅田の縮小版という感じで、あまり特色無し。下記パークスシネマとかぶっている場合も多いので、上映時間の都合のいい方で選んだりする。
 2010年鑑賞作『秘密結社鷹の爪3』『カラフル』『ソウ ザ・ファイナル』他


敷島シネポップ
http://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/047/TNPI2000J01.do

 しかしミナミのTOHO系には、実は裏の顔がある……それがこの劇場! シネコンのメインのラインナップから漏れた作品、アクションやホラー映画などが続々と短いスパンで雪崩れ込んでくる、僕の偏愛する劇場である。俺たちシネポッパー!
 子供作品の拡大や、ロングランに回されることも多いが、それ以上に充実したラインナップなのである。
 2010年の鑑賞作『ソフィーの復讐』『監獄島』『パーフェクト・ゲッタウェイ』『ミレニアム』『すべて彼女のために』『渇き』『シェルター』『フェーズ6』『運命のボタン』『処刑人2』『サバイバル・オブ・ザ・デッド』『ユニバーサルソルジャー・リジェネレーション』『ダブル・ミッション』『レポゼッション・メン』『ジェニファーズ・ボディ』『クロッシング』『クレイジーズ』『GAMER』……通い過ぎだろ!


なんばパークスシネマ
http://www.parkscinema.com/


 一番足繁く通っているシネコン。近いから……。東宝の一部洋画邦画を除く大作系はほぼ上映。こちらも密かに松竹系の下の方のチェーンの作品が紛れ込んで来るので、侮れない。オレはパスだが、邦画系のラインナップにも力を入れている。『ガンダムUC』などの企画ものも。
 2010年の鑑賞作『ガンダムUC』『ガンダム00』『エルム街の悪夢』『TSUNAMI』『遠距離恋愛』『マチェーテ』『パラノーマル・アクティビティ第2章』他


心斎橋シネマート
http://www.cinemart.co.jp/theater/shinsaibashi/

 梅田の三大ミニシアターに続く、外せない単館系劇場。特に韓国映画、香港映画などに力を入れており、今年のドニー・イェン公開ラッシュなど、関西のアジア映画ファンにとっては絶対欠かせない劇場である。心斎橋アメリカ村のど真ん中にあるので、気軽に立ち寄れる。
 2010年鑑賞作『息もできない』『ニンジャ・アサシン』『殺人犯』


その他
アポロシネマ8
http://www.kin-ei.co.jp/

 難波よりさらに南の、もう一つのステーション天王寺にもシネコンが。3D導入こそやや遅れたが、大型シネコンと遜色ないラインナップ。


布施ラインシネマ
http://www.fuselinecinema.com/

 東大阪市唯一のシネコン。悲しいかな10スクリーンが南館の閉館により7スクリーンに減少。最近はリピート上映などにも力を入れる。奈良まで行く必要はない! 布施に来よう!


MOVIX八尾
http://www.movix.co.jp/app/SMTT000000029_CALENDAR.html

 東大阪のお隣、八尾市のシネコンムービックス系列ということで、設備も最新。


シネヌーヴォ九条
http://www.cinenouveau.com/

 アジアン映画祭などにも絡むミニシアター。チェーン展開されるような映画とはまったく無縁ながら、独自色溢れるラインナップが売り。


第七藝術劇場
http://www.nanagei.com/

 淀川を越え、十三に位置するミニシアター。こちらも独自のラインナップを展開中。映倫の許可が下りなかったような作品もかかる。大阪人には淀川を超えることに心理的圧迫があるので?、阪急一本で行ける西宮や神戸あたりの人の方がよく行くのかも。


 とまあ、こんなところか……。もちろんこれ以外にも、茨木、高槻、泉北など、周辺には郊外型シネコンが多数。市内ばかりではない。


 しかし、シネコンブームで、これでも随分劇場が減ったんですよねえ……。一地域丸ごとなくなったりもしてますよ。
 三番街シネマ、梅田ピカデリー、千日前国際、千日前セントラル、弥生座、千日会館、松竹浪花座、角座、道頓堀東映、心斎橋シネマ・ドゥ、スバル座、扇町ミュージアムスクエア、動物園前シネフェスタ……懐かしき青春の日々。
 いなくなってしまった劇場たちのこと……時々でいいから……思い出して下さい。


 今回は取り上げなかったが、ちょこちょこ二番館もある。拠点となるシネコンを決め、あとはミニシアター系の作品を求めて足を延ばそう。結構充実した映画ライフがおくれるはずだ。


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