2010/10/24 DEMOLITION WEST 4 観戦記

◆大会名:DEMOLITION WEST IV
◆日時:2010年10月24日(日)  ◆会場: 大阪弁天町・世界館
◆スケジュール:開場15:30 本戦開始17:00(OPファイト16時開始)
◆会場: 大阪弁天町・世界館 http://www.theater-sekaikan.com/
◆主催:DEMOLITION WEST PROJECT http://demolition-west.livedoor.biz/
◆主催協力:(株)GCMコミュニケーション
◆後援:フィットネスショップ・大阪ISAMI

 今年最後の興行、ということで、今回も行ってきました。すっかりおなじみですね。
 いつもは中にいるメモ8さんが、今日は入り口に立っていて、一見もぎりでもやるかのよう。「まさか、それはないだろう。ははあ、これは入り口で睨みを効かせる偉い人の役だな」と思ったら、ほんとに切符を切っていました。まさに総合雑用家。

 では試合レポ。

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 オープニングファイトは省略するが、今回は最初から見た。四試合中、三試合がKO、一本。キックルールは膝がまともに入り、しばらく立てないぐらいのダメージ。毎回、オープニングはKO連発! パウンド無しルールなどもありだが、結構決まるもんです。


◇公式結果
◆第1試合 キッズMMAルール -25kg契約 2分2R
×森田将圭(和術慧舟会兵庫支部)
○岩崎瑶(総合格闘技ゴンズジム)
判定0-3
レフリー:永井(18-20)、ジャッジ:杉村(18-20)・金山(18-20)

 おなじみ子供試合、今回は一試合だけ。
 森田がタックルで上を取るんだが、下から岩崎が十字を仕掛ける。クラッチが切れず極らないが、時間いっぱい仕掛け続ける。
 2ラウンドもタックルで上取った森田だが、岩崎がもぐってバックを取り、チョーク狙い。極らないがタイムアップまで攻め続け、判定勝利。


◆第2試合 キックルール Sライト級(-63kg) 3分3R
○久保広太(誠空会)62.6kg
×古田光寛(空我)62.7kg
判定3-0
レフリー:坂田、ジャッジ:永井(30-29)・杉村(30-29)・金山(30-29)

 今日は総合が軽量級中心なので、キックの方が重い階級。キック系選手はそんなに上半身でかくないので、あまり大きさに違いは見えないんだが。
 サウスポーから左ミドルを飛ばす古田だが、久保が軸足にローを返し、ジャブとストレートを当てて巻き返す。
 2ラウンド、久保は右ミドル、右ストレート主体の攻め。古田はボディがら空きなぐらいガードを高くし、耐えて前に出る。口開いてるんだけど、プレッシャーをかける。久保はまだ余裕ありそうだが、手数少なめ。
 最終ラウンド、久保がワンツー当てて攻め込むが、入り際に古田がフックとアッパーを当てる。これが手打ちのわりにちょっと効いたか。しかし右ミドルで脇が真っ赤になった古田も攻め切れない。
 判定は久保。クリーンヒットのわずかな差かな……。


◆第3試合 フェザー級 5分2R
○土肥潤(PUREBRED京都)64.2kg
×丸山賢一(パラエストラ大阪)65.4kg
1R2分22秒 腕ひしぎ十字固め
レフリー:永井、ジャッジ:杉村・金山

 土肥選手は、入場曲がドラクエ。しかし、すぎやまこういちの軽快な音楽に乗ってでてきたのに、何か表情が硬い……。
 タックルして足を絡めてテイクダウンした土肥、ハーフから上四方を取って立たせない。そのままじっくり仕掛け、上から十字、一本! しかし勝っても無表情だった……。


◆第4試合 フライ級 5分2R
×太田光軌(PUREBRED京都)56.7kg
○西後祐樹(総合格闘技道場コブラ会)56.3kg
判定0-3
レフリー:永井(18-20)、ジャッジ:杉村(17-20)・田中(16-20)

 バックブローで仕掛ける太田、フックを合わせた西後がフラッシュダウンを取り、一気にパウンド。しかし凌いだ太田、コーナーに押し込まれながら首を狙う。ブレイク。フックから押し込みテイクダウンする西後、ガードポジションからパウンド、結構当たってるか?
 2ラウンド、一転して静かな立ち上がり。中盤、また西後が左右フックで押し込んでテイクダウン。パウンドの手数を増やす。1ラウンドは下から仕掛け凌ぐ場面もあった太田だが、ダメージがたまっていたか耐えるだけに。
 判定で西後の圧勝。


◆第5試合 キックルール -66kg契約 3分3R
○福田祐介(PLACE‐K)65.4kg
×荒井秀(政拳会)60.8kg
2R2分50秒 TKO(ドクターストップ)
レフリー:坂田、ジャッジ:永井・杉村・金山

 福田選手は、こないだうちの藤阪選手に蹴りまくられて判定負けした選手。しかし改めてリングサイドで見ると、すごいマッチョだね。本戦ではこの日最重量。相手の荒井選手は、身体が出来てない印象……って、あとで記録見たらこんなに体重差あったのかよ!
 インローで下に振って左ハイを合わせる荒井。福田はスロースターターなのか? 全然手を出さない。荒井は出てくるところに左ストレートを当ててスリップさせる。
 2ラウンド、右ミドルを当てる福田。しかし手を出さないね。荒井はまたインロー。距離は遠いまま。しかしもつれて組んで……組むと福田力強い! 荒井逃げられない。強引に頭を下げられ、膝がヒット! 簡単に崩されてしまい、まるで逃げられない。二発目……三発目がゴチン!とすごい音がして、これで眉の上を深々とカット! ドクターがチェックしてすぐストップ!

 しょっぱい試合になったかな〜と思ったが、キックらしい渋い決着になった。体重差もあったし、身体の強さが違ったな。うちの藤阪選手は、離れて蹴りの数で押し切ったが、スロースターターで組むと強い相手に対して、知らない事だったが作戦がズバリとはまっていたわけだ。組んでたらちょっと危なかったかもなあ。


◆VARKYRIE提供 エキシビジョンマッチ 2分2R
SACHI(総合格闘技闇愚羅)
三上真司総合格闘技闇愚羅)
レフリー:尾藤

 同門の選手による、グラップリングのエキシビジョンマッチ……なんだが、いきなり三上がビンタ! 反則! SACHIも倒してのハンマーブローで返し、コーナーでミドル! 三上が持ち上げたところをフランケンシュタイナーで切って落とし、3カウント! ……なんだこりゃ(笑)。カウント関係ないから。
 2ラウンドになって、俄然本気モード。SACHI選手が十字、アキレス、チョークと目まぐるしく仕掛け続ける。三上が十字をリフトし叩き付けたところで離さずがっちり極めてタップ!

 なかなか面白かった。試合後、インタビューでSACHI選手にオファーしたいと言うプロモーターの乾氏だが、話が通じてなかったのか、リングサイドの辻結花選手を見てどうしましょう?という雰囲気。「会長がいいなら……」。苦しい締めだったが、またこのリングで試合します、と挨拶。

 休憩。相変わらず進行はええ〜。今日も二時間半で終わりそう。


◆第6試合 バンタム級 5分2R
×中村公彦総合格闘技闇愚羅)60.8kg
○一本佳徳(パラエストラ大阪)61.0kg
1R31秒 腕ひしぎ三角固め
レフリー:永井、ジャッジ:杉村・金山

 一気につっかけた中村、しかし一本が引き込んで三角、さらに腕も狙う。これは……ヒョードルVSファブリシオか(笑)。腕が変な方向に回り、タップ以前にレフェリーがたまらず割って入ってストップ! 一本!
 お見事、秒殺勝利!


◆第7試合 フェザー級 5分2R
×Dr.takuya(総合格闘技道場BURST)64.2kg
○高坂勇輝(総合格闘技道場コブラ会)65.4kg
判定0-3
レフリー:永井(19-20)、ジャッジ:杉村(18-20)・金山(18-20)

 看護婦(のコスプレの人)を連れて入場するDr.takuya。高坂は読み方が「たかさか」なのだが、なぜかセコンドや応援は「TK」……「TaKa」でTKなのか?

 組んでロープ際にもつれるTKがバック取ってテイクダウン。ハーフで立たせない。ガードに戻されるがまたバックに回ってパウンド。Drは立つがまた倒され、パウンドを浴びる。ラバーガード狙うが潰されるDr、TKはパウンドをこつこつ落とし、粘り強い攻め。
 2ラウンド、ロー蹴って滑ってしまったDr、タックル仕掛けたTKともつれて上を取りかけるのだが、返されて下に。TKは上からストレートアームバー。これは結構深いかと思ったが外れる。ハーフからマウント、バックを取るが、Drも何とか立つ。パンチでラッシュをかけるが、またTKが上取ってパウンドを落としたところで終了。
 判定はTK。なかなか好試合でした。


◆第8試合 -52kg契約 5分2R
○吉田朋彦(G-FREE)52.0kg
×虎徹(総合格闘技ゴンズジム)52.0kg
判定3-0
レフリー:永井(20-19)、ジャッジ:杉村(20-19)・金山(20-19)

 メインイベント。
 引き込んで三角を狙う虎徹、吉田は外す。再度同じ流れで三角を仕掛けるが、これも抜く。スタンドで虎徹はフックとアッパー、吉田はローキック。下になって虎徹がまた三角、立たれるがまた引き込む。ガードからラバー、しかし吉田も外してパウンド。ブレイクし、吉田がスタンドで蹴り足を救って倒しパウンド。
 2ラウンド、テイクダウンした吉田がサイドから小さく鉄槌。ブレイク後も、虎徹は引き込んでいく。吉田は小さくパウンドは変わらず。ブレイクしスタンド、吉田はロー、虎徹はフック。このフックは当たってる。しかしまた上を取った吉田がパウンド。サイドから腕を狙い、さらにパウンドを落とす。ここでちょっと効いて来たか……。
 判定は吉田。粘り強かったな。

 ふい〜、今回も終了! カードは弱かったが、熱戦続きなのは変わらずで、面白かった。
 やはりリングサイドで生観戦は、たまらん楽しみです。キックよりも局面が多いので、レベルがそれほど高くなくても、見ていてシーソーゲームに感じやすいところがポイントですな。毎回安定したクオリティ。
 ということで、次は誰か一緒に行きませんか……?(笑) 6000円でリングサイド! 一般で買ったら超いい席ですよ!

 で、次回は来年春ですが、今度は箱を変えてやる予定とのこと。これは楽しみですな。また来年も行くぞ!

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