今月のジャンプSQ(ネタバレ)『テニス』『クレイモア』のみ

ジャンプ SQ. (スクエア) 2010年 10月号 [雑誌]

ジャンプ SQ. (スクエア) 2010年 10月号 [雑誌]

 ちょっと備忘録程度に、メモしていこうかな。コミックス派の人はネタバレ含む場合あるので、ご注意。


『テニス』

 ……ってまあ、感想書こうと思った途端に、今回は真面目(相対的に)な話かよ! もっとノックアウトテニスとか、悪魔化とかについて、わーわーやりたいのに!
 団体戦の場合、前半を色物試合など、設定のやり取り、能力の対比だけで、試合展開自体を細かく描かないのが筆者のパターン。手塚登場で、やっと描き込み量が増えてきた感じ。


 前シリーズで、大和部長は3年なのに1年の手塚に負ける→手塚つええ! という演出がされていたが、それは腕を痛めていた、手術をしているという後付け設定が炸裂!
 でも、手塚キャプテンのチームのための自己犠牲は、跡部戦・真田戦と二戦続けて描かれたし、「青学」という旗印がなくなった現在、もう求心力がないよね。これ以上膨らませられそうもないので、ここらで解消しておくのが正解だろう。
 伏線としては、すっかり忘れ去られたかと思っていたドイツ行きを匂わせたのが気になる。まさかの手塚ドイツ代表移籍もあり得るか? 帰化しないと無理だからないか。


 この新シリーズになって、投げっぱなしかと思われた伏線や設定を、急に掘り起こすパターンが目立つ。クラウザー、毒手、大和部長など……。この序盤に放り捨てられたように見える伏線も、後々、不意に顔を出すかもなあ。


 大和の無精ひげは、ちょっとしたアクセントになってて良いと思う。


クレイモア

 え……? ミリア、やられた?


 「7年後」以降の展開は、組織VS主人公チームの、ある意味王道の展開になると思ってたんだよね。新たな仲間を加え、力を合わせて敵を倒す、という「少年マンガ」としての王道。
 ……なんだけど、ここ数ヶ月、肝心の「主人公」と「リーダー」が、単独で暴走する展開が続いている。どんどん事態は悪い方向に……。
 「リーダー」のはずのミリアが単独行動し、よりによって「トラウマ」を突かれての「幻覚」という、あらゆる少年マンガにおいて通過儀礼として乗り越えられてきたしょぼくて卑怯な技にやられてしまった……。さすがにこの展開には、乗れない。このリーダーは、こんなにバカだったっけ? 読み切り短編で、この過去の話もやって、完全に消化済みと思っていたのだが……。
 意外だ……意外な展開だ……バカすぎて。


 同じく通用しそうにない自殺行為を繰り返すクレアの成長しなさと合わせて、作品がターニングポイントを迎えているのかもしれない。……これをなんとかして乗り越えて、仲間の大切さに気づく! ……という展開に持っていく可能性もあるが、ちょっと今さらかね……。


追記:ミリアが死んでない方法思いついた!


「組織の切り札」「10番目の戦士」「対戦士用戦士」ラフテラは、


「すでに組織を裏切っている」!


 ミリアが腹を刺された前後あたりから、最後の滅多斬りまで、すべてそこにいる全員がラフテラに見せられた幻覚!
 あるいは、直接ミリアに斬りつけた数名が、操られて急所を外している!


 ナンバー3以下はほとんど北の戦乱以後に入れ替わってますが、10は初登場。ラフテラは実はガラテアと同じ程度には古株なのでは? 長く生きたせいで組織に疑問や不満を抱いていたが、今まで心に秘め、従順なふりをしてきた。が、昂然と叛旗を翻し、そして敗れようとしているミリアを、見捨ててはおけなかった……。


 そんな感じで! 
 ……ないかなあ……。


 ま、来月、「半覚醒」ミリアの、秘められた真の力が目覚める!みたいな展開で生き伸びてしまう可能性もありますが……。

新テニスの王子様 3  (ジャンプコミックス)

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