『ダレン・シャン』
試写で鑑賞。
裕福な両親と、可愛い妹に囲まれ、何不自由なく暮らす高校生のダレン。唯一悪友のスティーブにだけは振り回されがちだが、それでも友情を育んで来た。
ある日、スティーブと禁止されたフリークショーを観に行ったことで、一座に参加していたヴァンパイアと出会ったダレン。毒蜘蛛に噛まれたスティーブを救うため、ダレンは契約をかわしハーフ・ヴァンパイアとして生きる事に……。
ん〜『トワイライト』よりはましかな?と思って観に行ったが、どっこいの内容。ヴァンパイアになったのはいいが、ハーフだから日光も平気、血ももらって飲めばよいというぬるさ。ここらへんは『トワイライト』にも通じるものがある。
監督は『ニュームーン』のクリス・ワイツの兄ということで、このワイツ兄弟の名前は地雷として記憶する価値ありだな。元の小説も、まあ大人向けとは言いがたい内容なんだろうが……。フリークショーのあたり、渡辺謙のヅラも含めてコスプレみたいで、恥ずかしくてもう見ていられない。ティム・バートンやホドロフスキーを百回見てから出直してくれ。
ウィレム・デフォー、サルマ・ハエックなど、地味に豪華キャストだが、小遣い稼ぎ感覚かねえ。ストーリーは本当に始まったばかりで、説明をだらだらやられて疲れたが、続きを見る気が一片も湧いて来ないのであった。