『ある闘いの記録 頭髪校則の撤廃をもとめて』芹沢美保・芹沢俊介
- 作者: 芹沢美保,芹沢俊介
- 出版社/メーカー: 北斗出版
- 発売日: 1993/10
- メディア: 単行本
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声を大にして正しい事を言う、ということの大切さ、効果がよくわかる。そして、それを握りつぶそうとする人間の卑劣さも。
自分の中学にも頭髪校則があり、僕自身ブッチして伸ばしてたんだが、この本に出て来るような教師による「指導」は年一回程度だったかな。担任に、「今度、親に来てもらう」「先生、いいバリカン持ってるよ」「内申書には書かないと」などという恫喝めいたことはたまに言われたが……。おそらく、上の方が事なかれ主義だったか、良く解釈するなら内心ナンセンスと思っていたか、どちらかだったのだろう。
卒業間際には撤廃されたが、つまらん校則のせいでよけいな苦労をさせられた、という感が強かった。