2009/11/14 DEMOLITION WEST in 世界館 観戦記

 地元開催の総合格闘技、見に行ってきました!
 今まで、RINGS、PRIDE、DREAMは行った事あるけど、こういう小さい興行行くのは初めて。
 当日の仕事の予定が立ったのが一週間前だったが、チケットはどうやら取れた……しかし、最後尾! ぐふ!

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 公式記録お借りします〜。

□第1試合 キッズグラップリングルール 4分1R

×柏原柚葉(和術慧舟會兵庫支部)

○中村海斗(パラエストラ和泉)

3分1秒 腕ひしぎ十字固め

レフェリー中山巧、チェアマン田中達憲

 何気なく見てたが、これ、実は男VS女マッチなんだよね。女性側が一歳年上でね。なんか……そう考えるとドキドキするなあ。年上の女と組んずほぐれつ……。
 え〜、実際は小学生同士なんで、こういう怪しからぬ妄想の入り込む余地はありません。死ね、オレ。
 長い差し合いからテイクダウンし、バックマウントを奪った中村選手がポイントリード。柏原選手もガードに戻し、下から十字を狙って会場を沸かせる。しかし、マウントを取った中村が腕十字を極めてレフェリーが見込み一本でストップ。
 なかなか面白かった。微笑ましい好勝負。


□第2試合 キッズMMAルール 2分2R

△上田寅希(和術慧舟會兵庫支部)

△杉原光世(総合格闘技レッドソードGYM)

2R判定0−0ドロー

レフェリー永井明広(20-20)、ジャッジ田中竜一(20-20)・中山巧(20-20)

 お互いにテイクダウン出来ず、打撃の攻防中心に。上田の蹴りはいい感じだったが、決定打にはならず。試合時間も短かったので、決め手なくドローに。


□第3試合 女子ウェルター級 3分3R

○佐藤瑞穂(和術慧舟會東京本部) 60.6kg

×米沢知佐(総合格闘技道場コブラ会) 60.9kg

3R判定3−0

レフェリー永井明広(30-28)、ジャッジ田中竜一(30-27)・中山巧(30-27)

 何気に、女子の試合を見るのも初めてである。お互い、気合いが凄い。
 組むと強い佐藤選手がロープ際まで押し込みテイクダウン、鉄槌からパスガードを狙う。米沢選手も立とうとするのだが、佐藤は首投げの要領で後方に投げ、再び上に。
 2ラウンドもテイクダウンからパウンド、マウントを奪う佐藤。3ラウンドもまた首投げで引っくり返して見せ、ポジショニングで圧倒。パウンドも細かく入れてたし、完勝でした。ごつごつしてて強い!
 ちなみに僕の前の席にいた四人連れは友達らしかったのだが、後でやってきた彼女らにお菓子を差し入れるという一面を見せた佐藤選手でした。


□第4試合 フライ級 5分2R

×虎徹(総合格闘技ゴンズジム) 56.7kg

○高松尚平(相補体術) 56.6kg

2R判定0−3

レフェリー田中竜一(19-20)、ジャッジ永井明広(18-20)・中山巧(18-20)

 蹴りの走ってる虎徹選手だが、高松選手は左右フック中心の組み立てで応戦。このフックが結構きつそう。一発もらった虎徹選手だが、得意らしい首相撲に捉えて盛り返す。
 2ラウンド、モーションを読んだかカウンターのパンチを入れ始める虎徹選手だが、ここで高松渾身のテイクダウン。ガードにした虎徹だが、高松パウンド! ラッシュ! 怒濤の攻めでポイントをもぎ取り判定勝利。


□第5試合 CAGE FORCE選抜 バンタム級トーナメント一回戦 5分2R

三上真司総合格闘技闇愚羅) 60.6kg

×三木隆正(相補体術) 61.1kg

2R判定3−0

レフェリー田中竜一(20-18)、ジャッジ永井明広(20-16)・中山巧(20-17)

 三上選手のタックルがしつこ〜い! ああ……やりたくないタイプだ……(笑)。三木選手も良く切ったんだが、しつこすぎて倒される。で、その後のパスが上手い。きっちり肩ねじこんで、小さいパウンド打ってから、ハーフ、サイド、マウントと順番に取って行く。なんとか返す三木選手だが、スタンドでフックを狙うもまた倒される。
 2ラウンドも同様の展開。上を取り返した三木選手だが、三上は足関から崩して再び上を取る。さらに細かくパウンドも打って、上を取ったまま終わる。
 いや〜、強かった。粘り強い!


□第6試合 CAGE FORCE選抜 バンタム級トーナメント一回戦 5分2R

○魚井守(総合格闘技ゴンズジム) 60.9kg

×一休さん総合格闘技道場コブラ会) 61.0kg

2R判定2−1

レフェリー田中竜一(20-18)、ジャッジ永井明広(20-18)・中山巧(19-20)

 お互い倒れず、一休さんがコーナーに押し込み、魚井選手が打撃を狙う展開に。魚井のテンカオからフックのコンビネーションが上手い。しかし、一休さんもコーナーに詰めてフックの連打でポイントを取り返す。
 1ラウンドは五分の展開だったが、お互い疲れたかな……。
 2ラウンド、魚井のテンカオに、一休がフックを合わせる。これは当たったんだが、魚井選手は愚直にまたテンカオ。これが功を奏し、下がった一休さんにフック、首相撲で振って膝、さらにギロチンを狙う。一休さんは流血し、ドクターチェック。さらに、一休さんのローが魚井選手の下腹部に当たり、一時中断。インターバルは音楽流すからテンポがいいですね。
 どっちもかなりバテてるが、攻めて疲れたのは魚井選手か? 最後はスタンドで打ち合って終了。一休さんに一票入ってるのは意外だ。

 ここで休憩15分。10分押しぐらいで始まり、今で1時間45分。進行はサクサクしてるし、音楽を絶やさないのがいいですね。先日、相互リンク(死語)をしてもらった今興行のスーパースタッフ・メモ8さんのブログを見たら、写真入りでつぶやきをやっている。この写真のアングルは……スタンド席の脇の通路だな。
 8時回って後半開始。


□第7試合 -73kg契約 5分2R

○下石原人(シューティングジム大阪) 72.8kg

×クレイジーバーサーカー文平(パラエストラ大阪) 72.8kg

2R48秒 TKO(パウンドによるレフリーストップ)

レフェリー田中竜一、ジャッジ永井明広・田中達憲

 開始早々、下石選手が押し込むと、一瞬文平選手の身体が浮き上がる! おっつけつええ〜! やっぱり上の階級はパワーあるよね。テイクダウンし、下石が上に。パスガードしてサイド。マウント狙うが、ハーフに戻される。しかししつこくサイドに出てパウンド連打。
 2ラウンドも同じ攻め。ファーストコンタクトのパンチの交錯以外、危ない場面はなく、またもテイクダウンし、よりスムーズにマウントまで以降。パウンド連打で決めた。パウンドはそんなに的確に当たってる感じではなかったが、試合後、文平選手が立つのに時間かかってたし、効いていたんだろう。


□第8試合 ウェルター級 5分2R

×グッドマン田中(GOODMAN GYM) 76.6kg

○北浦徳之(和術慧舟會兵庫支部) 76.6kg

1R1分34秒 TKO(パウンドによるレフリーストップ)

レフェリー田中竜一、ジャッジ永井明広・中山巧
※試合終了後の加撃により、北浦にイエロー1

 さらに重い階級。北浦選手の方がリーチある。ローから右ストレート当てて攻め込む北浦、しかし田中選手もカウンターでジャブを当て、北浦をぐらつかせる。これを皮切りに大打撃戦に。組んで回復した北浦選手が、距離を合わせて先にフックをヒットさせ、倒れた田中選手に一気にパウンド連打。レフェリーが割って入った。熱くなってたか、その後も追撃してしまう北浦、試合後にイエローカードをもらってしまった。もったいないね。

 しかし、重い階級は目論みどおりKOになった感じか。面白いぞ〜。


□第9試合 CAGE FORCE選抜バンタム級トーナメント一回戦 5分2R

×広斗(SFK) 60.9kg

○川端和哉(和術慧舟會TEAM VAMOS) 60.6kg

1R2分36秒 反則(グランド状態での膝蹴り)

レフェリー田中竜一、ジャッジ永井明広・中山巧

 むむっ、うちのジムのF阪選手とのキックでの対戦が、怪我で流れてしまった広斗選手じゃないですか。そうそう、もともと総合のストライカーだったのだよね。
 出会い頭に痛烈な一発を当て、川端選手ダウン! 広斗パウンド! このまま終わりか、と思ったが、辛うじて川端選手凌ぐ。上体を起こして首を取って引っくり返し、ハーフガード。お互い立とうとしたところで、広斗選手が膝立ちの川端選手の顔面に膝をぶちこんでしまう! 反則です……。川端選手は大の字になり、そろそろとリングの端へ移動される。担架代わりの机でリング外へ……。パウンドも効いてただろうし、KOもののダメージでしたな。この後、大丈夫だったのだろうか?
 広斗選手は反則負け。優勢だったのにもったいないなあ。しかし、これがメインでなくて良かった。


□第10試合 CAGE FORCE選抜バンタム級トーナメント一回戦 5分2R

×上嶋佑紀(和術慧舟會兵庫支部) 60.8kg

○AKI(PUREBRED京都) 61.0kg
2R判定1−2

レフェリー田中竜一(20-19)、ジャッジ永井明広(19-20)・中山巧(19-20)

 AKI選手は正面からジャブ、上嶋選手はローで応戦。このAKI選手が、なんかロボットのような動き! 固いのか、それとも普段からこういう動きなのか? 全然回らないし、頭も振らない。真っ正面からワンツー! そのまま前進してテイクダウン。マウントまで移行する。上嶋選手もガードに戻し、下から三角を狙うが入らず。
 2ラウンド、AKI選手は疲れた様子。メインの緊張か? 上嶋選手の方が余裕あるか、タックルを切ってバックへ。ボディに膝も連打。ガードに戻して凌ぐAKIだが、いかにも疲れた様子。タックルも読まれて切られる。が、テイクダウンしに来た上嶋選手を強引に引っくり返してサイドへ! そのままポジションをキープし、上嶋の攻めを封じる。
 判定は割れたが、青のAKI選手。上嶋選手は、後半チャンスだったのに、ちょっと丁寧に行けなかったか。

 これにて全試合終了、9時。面白かった! ちょうど3時間で気楽に楽しめるし、椅子が据え付けの奴だったので、ちょっと楽だった。遠かったけど角度も見やすかったし……。出てる選手も、みんな基本がしっかりしてる感じで、楽しく攻防が見られましたね。

 帰り際、横の通路をのぞいたら、メモ8さんがまたつぶやいてるよ(笑)。背中が隙だらけ! いつか誰かが「リアルタイムでツイッターやってる最中に殺される」という内容のミステリを書くと思うよ。場所も特定されるし、無防備になるし……。
 せっかくなんで、初めましてのご挨拶しました。また来年もこの興行はあるそうなので、楽しみですね。ヴァルキリーとケージフォースも関西で見たいな……(はぁと)

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