ロボ掃除機

 おうっ、貴様ら! 今日もよく頑張っとるな! あとで充電してやろう!

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ラクリート
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ブラーバジェット

 さて、ホコリが溜まってきたし掃除でもしようか、と、時々言い出すが、実際働くのはこいつらである。
 赤いのは「ラクリート」の旧モデル。CCPというバンダイナムコの系列会社が出しているロボット掃除機。ステーションに戻る、スマホで操作などという先端的な機能は一切なく、ただバッテリーが切れるまでランダムに部屋の中を掃除し続ける、というシンプルなもの。何せバンダイナムコだから、オモチャすれすれなんじゃないの……。

 ただまあ、写真のオレ様の書斎のような、こういうフローリングの部屋の埃や髪の毛を吸うだけなら必要充分。値段も1万円ぐらい。「ロボット」と呼ぶのは躊躇われるようなただの機械だが、一人暮らしの人なんかにはおすすめしたい。起動させて出かければ、限界までゴミを吸って力尽きている。
 もう何年も使っているが、壊れる気配もなし。センサーなどないため、一回部屋を出て階段を転げ落ちたが、ビクともしなかった。バッテリーさえ換えればいつまででも使える。
 こいつの電源を入れ、45分ほど放置。止まったら回収。

 さて、次は拭き掃除ロボ「ブラーバ」の出番だ。こちらは3万円前後の安めのモデル。水を入れて専用の使い捨てシートをセットしてスイッチオン。こちらはそれなりにロボットしているので、部屋の形状を記憶し、隅々まで吹いたら元のところに戻って自動的に止まる。「ルンバ」と同じメーカーなので、最新モデルは連動機能もあるはずだが、うちではラクリートとの異色タッグを結成。まあこれも充分に活躍してくれている。

 週に一回ぐらいこれを動かして、書斎、寝室、シアタールームなどを掃除。逆説的だが、これらを動かすために、床に物を放り出さなくなる、という副次効果が大きかった。

 いやあ、きれいになったお部屋は気持ちがいいねえ……。

筋トレ

 筋トレ歴は8年半ぐらいになるか。キックボクシングがちょっとマンネリになった頃に初めて、通勤路の温泉のあるジムで自主トレを2年半ぐらい。その後、パーソナルトレーニング専門のスタジオで2年半。まったくしようもない話であるが予約取った取らないで揉めて離脱。近所のジムで自主トレを1年ちょっとやって、そこでまたパーソナルトレーニングを受け始めて丸2年。先生が転職してしまったのでまた自主トレに戻った……のだが、その近所のジムも現在、緊急事態宣言下で休館中。しようがないから、家で自主トレをしている。

 正直、やりはじめの頃はあまり効果が上がっていなかったと思うが、パーソナルを受けたら姿勢は良くなったし、トレーニング自体が上手くなったんじゃないか。今年まで受けてた先生にはめちゃくちゃ追い込まれて、かなりパワーアップした感あり。なので、また自分でやるようになると、あれよあれよと言う間に衰えてしまわないか心配である。

 1種目7分で4種目、30分で終わらせる。ダレない、時間を無駄にしない、をモットーに、胸、背中、脚、腹筋を一気にやる。時々腕か肩を追加して5種目。パーソナルはこれで出し切って終わるスタイルで、最初はしんどかったが、30分だけとおもえばどうにかなるもんである。
 この教わったメソッドは、当然、自主トレでも有効で、要はたった30分やればいいのだ。えいやっとやろうではないか。

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ダンベル、ベンチ、ヨガマット

 ベンチはフラットにならないし短いので少々使いづらいが、ダンベルベンチプレスもこれでやる。もう一個ベンチ欲しいな……とも思うんだが、場所も食うし、まあそのうちかな……。

『イップ・マン』のサントラ

 残念ながら公開は延期になっているが、『イップ・マン 完結』の楽曲を含むシリーズ四作のサウンドトラックが発売された。

THE BEST OF “IP MAN" ORIGINAL SOUNDTRACK

THE BEST OF “IP MAN" ORIGINAL SOUNDTRACK

  • アーティスト:川井憲次
  • 発売日: 2020/05/06
  • メディア: CD

 『序章』から3曲、『葉問』から6曲、『継承』から8曲、そして『完結』から5曲という構成である。


 以前、香港のドニー・イェンファンクラブに『葉問』のサウンドトラックの在庫があったことがあり、そちらは購入済み。

葉問2香港映画OST

葉問2香港映画OST

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『葉問』サントラコレクション

 また、iTunesspotifyなどに『継承』『完結』のサウンドトラックはすでにフルラインナップで上がっている。

 そういう意味では、必ずしもお買い得なCDではないかもしれないが、まあこういう企画が実現するだけでもありがたいことだし、『序章』の楽曲を手に入れられる機会も珍しいので、やはりファンには必須のアイテムである。

 あ〜、しかし映画本編を観ないと、サントラは聴けないよねえ、やっぱり。聴いても観た時には忘れてるかもだが、やっぱり初見の感動を重視するためには避けておくべきであろう。


 昨日のトイレ掃除の話、妻から「そんな冷たくないよ」とクレームがついた。誠に申し訳ございません。まあ仕事はいつ決まるかわからんが、変わらず暖かく見守っていただきたい。

トイレ掃除

 まあこんなご時世なので、なかなか仕事は見つからない。月に100時間ほど働いて10万ほど稼ぐのも、それなりに大変である。選り好みしなければまああるのかもしれないが、選り好みしないと待っているのは「密」であり、他人との接触である。大丈夫かな、と思って受けた面接先でも従業員が密集した感を目の当たりにし、いささか引いてしまうこともあった。
 喫煙者の母は「正直、仕事行かず引きこもってくれていた方がありがたい」と思っているようだが、そういう事情や就職戦線の状況を配慮しつつも、今なおフルタイム労働している妻の視線は、家でだらけているオレに対していささか冷たい……。

 「せめて日記でも書くか」の次は、「せめてトイレ掃除でもするか」の巻である。毎週土曜に妻がしていたトイレ掃除を強奪し、毎週金曜日に自分が担当することにした。道具は揃えてあるし、先週までちゃんとやっていてくれたから綺麗なものである。綺麗なものを綺麗にし続ければいいのだから、非常にハードルは低い。

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『無垢の祈り』より

 最近、別件で二箇所ほど、夢に見そうなほどとてつもなく汚くなったトイレを見たので、それに比べれば天国である。
 『無垢の祈り』という映画のトイレシーンはやばかったですね。

 そんなわけで、とりあえず先々週、先週と担当した。その前の週に妻がやっているところを背後から貼り付いて観察し、やり方も盗んでいる。
 さらに、意識改革をして、今まで立ってしていたところを座ってするようにした。これだけで飛び散りが大幅に緩和されているはずだ(朝一など寝ぼけて癖が抜けず、立ってしてしまうこともあったが……)。この自分がするようになったら、途端に座ってやるとか、何というかすごく嫌らしいなあ、と思う。人にやらせているうちは平然と立ってしてて何とも思ってなかったくせに! まことに申し訳ありません。

 今のところダメ出しも出ておらず、評判は上々である。せっかくなので、仮に仕事が見つかってもちょっと曜日は前後するかもだが続けてみたい、と思っている。


 その妻と、『ゲーム・オブ・スローンズ』をずっと見ている。自分は2周目、妻は初見。やっとシーズン6まで来た。見返すと様々な伏線がきっちりキャッチできて、超面白い。ただシーズン6からはかなり駆け足感が出てくる。

習慣

 一昨日の日記で、色々と習慣になっていたことがなくなった、と書いた。映画館やジムが復活するのか、という問題はもちろんなのだが、一方で、その習慣が途切れてしまった自分自身は復活できるのかな、という心配もある。

 最たるものは仕事である。習慣であってもまあまあしんどいのに、すでに二ヶ月休んでいて、新しい人間関係や慣れない業務に飛び込む気力が果たしてあるのだろうか、と心配になる。

 トレーニングもそうだ。楽しいけど、それなりに疲れることもやっている。ブランクが空いたら、今までこなせていたこともできなくなっていたりする。年齢的にも衰えが早くなって行くはずだ。

 映画はどうだろう。ホームシアターを持っているので、家で観るのもそれなりに楽しい。配信を見続ける限り、大して金もかからない。映画館で新作を観る喜びはもちろんあるはずなのだが、しばらく離れてしまうと、もはや自分がそこにこだわりを持ち続けるのかどうか、わからなくなってくる。

 「まあ、いいか」だ。そこまでしなくてもいいか、情熱をなくしてしまってもまあいいか。よくはないんだが、今現在、このやりたくてもできないこの状況に適応するために、心のどこかで「まあ、いいか」と思うようにしてしまっている面がある。「本当はやりたくてたまらないけど我慢してる! 早く! 早く!」と思っているより「まあなくてもいいか」と思う方が、精神衛生上、ずっと楽だからだ。それは単に心の持ちようであり、処世術みたいなものなんだが、いつか世の中が元通りになっても、ふっつりと切れてしまったものはもう戻らないんじゃないか。戻すモチベーションがもう自分にはないのではないか、とも思う。

 自分という人間の大半は習慣で出来ていて、その習慣をこなしていることで他人からも認知されているのではないかな、とも思う。Twitterにこの時間に現れて大体こんなことを書いて、その繰り返しでぼんやりとしたイメージが形作られているのじゃないかな、と思う。習慣がなくなれば、段々と呟くこともなくなり、薄っぺらくなって消えていくばかりなんではなかろうか。これが老いであり、死か。

 ……なんか無気力なようで、むしろ殊勝なことを書いてしまったな、という気がする。

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そんなタマじゃねーよな

 こんなこと言っといて、何ヶ月か後には平然と復活して、また遊び呆けてるのかもしれない。それならそれでいい。今、この時の気分をこうして残しておいて、いつか読んで笑えたらいいと思う。


 昨日から読んでる本。これはすごい地味なタイトルだな、と思ってたがもうシリーズ4冊も出ている……!

巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)

巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)

肩車

 自分は結婚していて子供はいないのだが、甥っ子と同居している(以下、甥ぞう)。同居家族は、妻、母、妹、甥ぞう、あとは猫2匹である。

 妹は仕事を持っていて、帰宅が間に合わないことも多々あるので、代わりによく保育園のお迎えに行く。今年、5歳になるので、あと2年弱はこのお迎えが続くはずだ。4歳児の成長たるや、日々言うこともやることも変わっていってすごいもので、これからどういう風になっていくのか全く先が見えない。おじさんというのは、まあ実に気楽な立場で、教育方針とかに特に口を出すこともない代わりに、お母さんが絶対教えないような遊びを色々と教えていってあげたいと思っている。

 保育園の帰り際、自転車でお迎えに来ているご家族が多いので、甥ぞうはそれが羨ましいようである。仲良しの子の自転車に一緒に乗ろうとしたりしがみついたりがなかなかしぶとく、お母さんはそれに辟易して、自分がいる日でもおじさんにお迎えを頼んだりする。
 もちろん、力でひっぺがすのは簡単なのだが、「バカー!」と泣かれたりして後味が悪い思いをしたりするので、なんとか円満に帰ってきたい。

 こちらも自転車を投入するというのは一案だったが、他の園児と違い、うちは歩いて50mの距離である。何処かからの帰りに直接まわり、クロスバイクのフレームにまたがらせて帰ってきたことはあったが、毎回出すのも面倒だ。妹は時々、子供用の席を取り付けて乗せてあげたら、というのだが、常時つけておくならまだしも、自分の外出用クロスバイクだから付け外しが必要だし、安全面で不安なのでそのアイディアは棚上げになっている。

 ではどうするか、と思って最近やり始めたのが肩車である。2歳ぐらいの頃に一度試したが、その頃は頭に捕まるということがわからなかったので、不安定だった。体重は増えているが、今の方がやりやすい。これは世のお母さん方の自転車と比べてもなかなかレア感があったようで、甥ぞうも喜び、現在ブーム中である。

 肩車というと、亡父は肩車した時にオレの顔面を鴨居に直撃させて母に非難されたそうで、当の本人としても、あまり記憶がない。代わりに思い出すのは、いつもこれである。

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機動戦士ガンダムSEED』より

 この父アル・ダ・フラガ、と、息子ムウ・ラ・フラガは、後に親子仲がものすごく悪くなり、父親は自分のクローンを作って後継者にしようと企むという設定。息子は父親について「ひどい親でいい思い出はない」と語る。が、こんな写真も一方では残っていて、大富豪という設定だが肩車なんて庶民的なこともするのか、と思ったりと、後の話とイマイチつながらない、すっきりしない違和感のせいでかえって印象深かったりする。

 今、だいたい体重16キロで、「おれ4歳やから重いで」「なんで赤ちゃんのおれは肩車危なかったん?」と言いながら乗っかっている甥ぞうは、いつかこの頃のことを思い出すのかな、と考える。いつか彼自身子供を持って、その時、オレがいなくても、ふと思い出してくれたらいいな。


 あまり本は読めていないが、読書メーターにちびちびと記録をつけている。近頃は、月に2〜4冊か。一番読んだ年は主にミステリーやホラー小説を確か248冊読んだのだが、あれは98年か99年だったか。若かったとしか言いようがない。

bookmeter.com

日常

 早いもので、前職である某映画館を閉館に伴い退職してから、二ヶ月が経過した。1997年末に入社し、2008年以降は副業として月に15日ほど通い続けていた職場がなくなり、長年の習慣であった通勤をする必要もなくなった。
 それと時を同じくし、現在も世界中を巻き込んでいる新型コロナウイルス問題が勃発し、日頃楽しんでいた自分の趣味的なことも休業に追い込まれ、大打撃を受けている。

 映画館だった職場通いと並行して、映画館で映画を観ることが趣味だった。が、今や大手、ミニシアター、どこも軒並み休館し、ホームであった某映画館以外でも映画が観られなくなってしまっている。
 一方、15年ほど、週に1〜2回通っていたキックボクシングも、これを書いている現在、ジムが休館中である。緊急事態宣言が解除されるのか見通しは立たず、いつから通えるのか、かつてのようなトレーニングが再びできるかは定かではない。

 今は外出を控えて引きこもり、映画は配信や積みソフトを消化。運動はロードバイクで河川敷を50キロほど流す……。そんな日々を繰り返している。4月はそれに終始し、5月もこのままだとそうなるのか……全く先は見えない。

 3月から、新しい副業を探そうと4社ほど面接を受けてみたが、結果は芳しくなかった。選んだ業種が良くなかったか、中年男性のWワークに対する眼差しはあまり暖かいとは言えないし、募集を眺めていても業種は絞られていて、人気のあるところには生活難の人が殺到しているのではないか……そんな見えないところへの想像も湧いてくる。

 ……そんなこんなで趣味は制限され、仕事も決まらず、目減りした収入と変わらない納税額を眺めてため息をつく毎日を過ごしている。

 怠惰な毎日の中で考えたのが、「せめて日記でも書くか」という、典型的なダメ人間の思考だっ!

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怠惰な日々

 それでも今のこの気持ち、この新型コロナの時代の空気みたいなものを記録することに、何か意味があるのではないか、と半信半疑ながら、Twitterよりは多少長いこの文章を残しておくこととする。しばらく続く予定である。


 4月は妹に『三体』を借りて読んでいた。あまりSFを読まないのだが、過去にソウヤーの『ターミナル・エクスペリメント』を読んだ時のような知的興奮を覚え、痺れる思いだった。宇宙を旅する話もあり450年後、とか気が遠くなるような単位も出てくるが、中国ではこの三部作が2010年に完結していたそうで、10年経ってやっと本邦に届いたのも、宇宙旅行のスパンみたいなもんなんじゃないかと思われ、年月にクラクラする思いだ。

三体

三体

  • 作者:劉 慈欣
  • 発売日: 2019/07/04
  • メディア: ハードカバー
三体

三体