今月のジャンプSQ(ネタバレ)『テニス』『クレイモア』のみ

ジャンプ SQ. (スクエア) 2013年 04月号 [雑誌]

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『新テニスの王子様
 今回はひさびさに中身の濃い回になったなあ。
 全力を出した鬼が、高校生のトップであるという事実。徳川、入江どころか、代表の中でもナンバーワンの平等院にかつて勝っているという事実。現在の実力的ナンバーワンに関しては留保付きだが、最強の一角なのは間違いない。その眼前で、ついに三人目の「天衣無縫」が覚醒……! 天衣無縫の極みは、高校生、世界レベルのどこまで迫れるのか、という実力査定がついになされるわけだ。
 一方、リョーガがあの光る打球を放ち、それにリョーマが興味を持つという展開は、当然、最終戦に向けての伏線だろうね。しかしそうなると、徳川さんの出番はどうなってしまうんだ……? で、リョーガはガチ勝負はなくて、これのためにだけ登場したゲスト的存在なのかもしれないね。
 さらに真田は亜久津とダブルスということで……うーむ、海堂かとも思っていたが、これまた異色の組み合わせになったな。劇場版でもあんまり切原の操縦がうまくなかった真田さんだが、大丈夫なのか……。

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クレイモア
 インフレが止まらねえ〜! 果てしないエスカレート! 再生ではなく創生! 神の領域! こういうハッタリは面白い。相変わらず、なんでこの人がそんなことわかるの?という人が訳知り顏で全部説明してしまうのがいまいちで、新しい概念を急に放り込むからそういうことになるわけだが。
 変わったデザインだなあ、と、何と無く思わせていたカサンドラ覚醒体が、その違和感をかき消すかのように立ち上がる展開も良かったね。それが真の姿だ〜と言われてもちょっとピンとこないが、ついにインフレの終着点がくると見て間違いなかろう。覚醒体にしては小さかった説明もこれでついた。さあ、ルシラファに続き、ダフルちゃんもそこで粉砕か……。
 さて、これから立ち上がる「神」という概念に対し、主人公たちは何をもって立ち向かうのだろうか? もうちょっとした覚醒なんかでは、到底敵しえないレベルに来ているが……。ここまで大風呂敷広げた以上、なんとかうまくまとめて欲しいが……。

CLAYMORE 23 (ジャンプコミックス)

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