今月のジャンプSQ（ネタバレ）『テニス』『クレイモア』のみ

ジャンプ SQ. (スクエア) 2011年 04月号 [雑誌]

『新テニスの王子様』

　負け組復帰があっさり認められる！　高校生は「なんだこのドス黒いオーラは！？」とか言ってますが、もう読者はそんなことでは驚きません！　オーラ出すのは必須項目！
　やや閑話休題の今月。枕投げとかして、騒々しい人たちだ……。そして柳さんのケツに大注目な乾先輩は、もはやカミングアウト寸前なのか？　

　1軍の帰国に合わせ、20人が選抜されることに。残り10日でシャッフルマッチ……なんだけど、最後のページでは、もう発表されることになっていた！　さっさと回答だけ出して、あとはざーっと回想で処理する魂胆かな。まあこの20人に入れなくても、合宿から追い出されるわけではなかろうが……。
　そして、この合宿所の設備がすごすぎて、なんとなく最後の1軍の飛行機が着陸したシーンも、合宿所の横辺りに滑走路があるかのように錯覚してしまう……。

　そして来月は休載かあ、ちくしょー！　続きが気になりすぎるんですけど！

『クレイモア』

　組織の施設を強襲するタバサたち。アナスタシアらも完全に協力モード。
　一方、組織は全戦士を集結させ、それを迎撃しようとしていたのだが……。

　ミリア生きてた〜！

　寸止めで生かされた組織の戦士たちが、敢えて止めを刺さずに手当てしてかくまっていた、という展開。戦士を殺すことを頑に、愚直なまでに自分に許さなかったミリアの心意気が、彼女らにも通じていた。無表情で非人間的に見え、アリシアらのように理性がないのかと思われた訓練生が、それに一番に気づいていたのだ。

　この展開は熱い！　北の戦乱以降、メンバーがごっそり入れ替わったこともあり、現戦士はほとんどが年も若く、組織の価値観に染まり切っておらず、ローズマリーやオフィーリアみたく変にひねた奴もいないのか、一斉に離反！
　そう、人間様を人間として扱わない、ブラック企業や愚昧な政権をぶっ潰すには、団結するしかないんです。傷だらけのミリアも、こうして自らが生かされる側になってやっと気づいたことだろう。自分を今まで生かし助けてきたもの、信頼の価値に……。

　さあ、その前に旧ナンバー1の内、最強の3人が立ちはだかることになる。一人はカサンドラという名前だが、他の二人は？　テレサの胴体は混じっているのかな？
　全てを把握しているかのように見えたルヴルの想像の枠を、事態が徐々に超えつつある。相変わらず主人公は不在だが、クライマックスは近づいてきたか……。

新テニスの王子様 5 (ジャンプコミックス)

Memorabilia―八木教広CLAYMORE画集 (愛蔵版コミックス)

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