「悪いオバマ」ことバダ・ハリの守護霊にK-1WGPの開幕戦についてインタビューしました! 後編

 どーも、インタビュアー・ルシフ様です。
 この記事の悪質なところは、文責が僕にはないところです。僕はあくまでインタビューしてるだけなんだもんね〜、話してるのは守護霊で、僕はそれをメモってるだけなんだもんね〜。
 ま、それは冗談なんですが、本家に「このデタラメ書いたのは誰だ!?」とねじ込んでも、きっと同じ答えが返ってくると思うなあ……。

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 では、続けて推薦される可能性のある選手に関してうかがいたいと思います。
 まずはピーター・アーツから。

「春は無惨にやられたな。だが、ピーターは今までのキャリアで、KO負けも故障も何度も味わっている。口さがない連中はいつも、ピーターは終わった、もう限界だ、と叩いたが、2006からの活躍は知ってのとおり。今度も、必ずベストのコンディションを作って戻ってくるだろう」

 ……意外ですね。もっと評価は低いのかと……。

「……コンディションと、現時点での強さはまた別の話だ。ベスト・コンディションで来ても、対戦相手が上回ってしまうかもしれない。体重を落とすのは、敢えてオーバーワーク気味にやることでモチベーションを保っているのだろう。絞らなければスタミナがなくなるし、絞ってもスピードは上がらずパワーも落ちる。ジレンマだな。ピーターの勝てる相手はじょじょに限られつつある。どうせなら、まだやっていない若手とやるべきだろうな。テイシェイラか……カラエフか」

 同じチャクリキ、因縁のヘスディ・カラケス

「オファーを受けたとしたら、9月のShowtimeから連戦だろう? バダと当たるかもしれないが……ふんっ、舐められたものだ……。今度こそ本当に這いつくばらせてやるさ……。
 バダのことをのぞけば、まだ未知数の部分もあるが、危険なファイターだ。タフネスも驚異だな。ジマーマンあたりとやっても面白いかもしれん」

 ゴールデングローリーのグーカン・サキは。

「こいつも挑発がうるさいな……。だが、バダにとっては少々、苦手なタイプかもしれん。出入りが上手いし、パワーもカウンターセンスもサメドフ以上だ。身長差も苦にしないし、相手によって戦い方を変えてくる。負けるとは思わないが、やっかいな相手だ。戦えば気の抜けない試合になるな……」

 もう一人の有力候補、ダニエル・ギタ

「バルラック戦は良くなかったな。足が止まり過ぎだ……スタミナに不安でもあるのか? 上に散らさなければ、ローの威力も落ちる。おそらく、性格の問題かな。リスクを取らない。堅実にやろうとしすぎる。元の能力が高いから、たいがいの相手には勝つが、競った展開で「もう一歩」が出ない。これからもベスト8〜16止まりで終わるんじゃあないか」

「……有力な選手は、もうこんなものか……。他はどうでもいいだろう。もう帰ってもいいか?」

 いえいえ、もう少しお願いします! イグナショフはいかがですか? まだ人気は残ってます。選ばれるかもしれません。

「常に過大評価と過小評価につきまとわれている選手だな。ポテンシャルは最高、メンタルは最低。結局のところ、実力は現在の戦績に出る。ケマイヨと一勝一敗、ポトラックに僅差で勝ち、クレイブルに僅差で負け。現在の実力は、ヨーロッパの中堅と同等ってことさ。ワンマッチなら勝率五割。運が向きさえすれば、予選トーナメントでも勝ち抜く目はある。このあいだのルーマニアがそうだったな……。
 まだ怪我が完治していないそうだが、怪我を押してでも出て来て厳しい相手に勝たないと、来年はチャンスがないだろう」

 シング・心・ジャディブはどうでしょう。

「アジアにいるから目立つが、ほとんど体格差を利して潰してるだけだ。サキ戦が実力通りの結果、というところだろう。バダ、カラケス、イグナショフ……同体格以上の選手とやると、途端に馬脚を現すだろうな。なにせパンチが見えてない。100キロ以下級ならそこそこやれるだろうが。平凡な選手だな」

 体格と言うと、タイロン・スポーンは。

「やはり小さいよな。セームやアリスターとやるところを想像してみろよ。荒波を漂う小舟だな。圧力をかけるスタイルも、スーパーヘビーでは合わない。下の階級で観たい選手だな」

 アルロフスキーは? 総合の選手ですが。

「ふむ……」

 気になりますか?

「本当に出て来るのか知らんが……いや、最近KOされすぎてるな。おかげで腰も引けてきた。いくらボクシングテクニックがあっても、あの打たれ弱さと下がりようでは、カウンターも持ち腐れだ。もはや大した相手ではない……だが、総合の選手を相手にすると、妙に気負う奴が多い。絶対に負けられないとな……。敵はそこだよ」

 ははあ……。

「しかし総合ファンを引きつけたいなら、一見立ち技向きじゃなくとも、もっと旬の選手を呼ぶ方がいいんじゃないか? あるいは、一発が怖い相手だな。アントニオ・シウバなんかの方が面白い。あとはヒョードルだな(笑)。なんで推薦のリストにさえ載せないんだ? いいじゃないか、ダメもとで。ファンに夢を見させてやれば。どうせ呼ばないのはみんなわかってるよ……。
 気持ち悪いのは、最近落ち目のアルロフスキーさんなら、もしかしてK-1にも気の迷いで出て下さるかも……みたいな雰囲気だな。いくら金がないと言っても、そこまで自虐的にならんでもいいだろう(笑)。堂々と、もっと大物を呼べ! と言えばいいじゃないか」

「ついでに言うと、概念として「外敵」がいた方が盛り上がるのはわかる。だが、ボクサーを呼んでも、それがとっくに限界が見えて落ち目の西島じゃあな……。名前だけじゃやっていけんよ。だがボタみたいな「元王者」を鳴り物入りで参戦させるのは無駄が多いな。無名でも切れのある若いボクサーをワンマッチで知名度のある選手に当てた方がいい。勝てばニュースター、負ければ次を呼べばすむことだ……。もう少し、ボクシング業界も人を寄越してほしいものだな」

 ありがとうございました。では、そろそろまとめを……。

「今回の開幕戦のキーポイントは、試合間隔、試合勘だな。ほとんどの選手が間が空き過ぎた。経験のある選手が、こういう時は有利だろう。「なんとなく」リングに上がってくる奴が必ず出る。そういうところに注目したら、面白いな」
 ただ、これはバダにはあてはまらない。下らない取り調べのせいでイグナショフを仕留め損ない、オランダではあの始末だ……フラストレーションが溜まっている。……一つ言っておこう。

 バダ・ハリは血に飢えている。

 相手がカラケスだろうが誰だろうが関係ない。開幕戦は血の雨が降るだろう。私の王子が、私に最高の供物を捧げる。そして、これは手始めに過ぎない。決勝戦と言う最高のサバトのな……」

 バダ選手の活躍に期待しています! ありがとうございました!
 まもなくカードも発表ですかね〜。ちなみに、僕の観たいカードは、

ハリVSバンナ
アーツVSテイシェイラ
アリスターVSギタ
カラエフVSスポーン
京太郎VSケマヨ
ジマーマンVSイグナショフ
カラケスVSサキ
シュルトVSエドワーズ

 こんな感じかな〜。もう9月なんで、早く発表してほしいですね。

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