『理由』
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2009/09/09
- メディア: DVD
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強姦され、惨殺された少女。黒人青年ボビー・アールが逮捕され、自供の末に死刑を宣告される。それから8年、獄中から無実を訴えるボビーは、逮捕時の警官による人種差別、拷問を訴え、元弁護士のアームストロング教授に助けを求める。懇願を受けいれ、刑務所を訪れたアームストロングに、ボビーは驚くべきことを話す。少女殺しの真犯人は、同じ刑務所にいるというのだ……。アームストロングは、ボビーを逮捕した刑事タニーと共に、新たな証拠を追うのだが……。
んん〜、初めて見る……と思ってたが、クライマックスで何か覚えがあるような気がすることに気づく。昔、見たっけ? 家にビデオがあったんだから、そりゃあ見たかもしれないなあ……。
ちなみに、カッツェンバックの原作は未読。
うん、今や俳優を引退しちゃった「渋いおじ様」「元007」「インディ・ジョーンズの父」ことショーン・コネリーを久々に見ただけでも価値あり。差別主義者の刑事にローレンス・フィッシュバーン、シリアル・キラー役にエド・ハリスだからなあ。すごいキャストだ。エド・ハリスの怪演は、これぐらいの出番ではちょっともったいないぐらい。
しかし、話の作りはいささか強引で、どんでん返しを知ってから改めて前段を振り返ると、「あれあれ? ここは偶然?」など、都合良過ぎな部分も目立つ。どんでん返し自体も、主人公の誘導されっぷりが段々露骨になってくるので、すぐにわかっちゃうかな。
が、死刑制度への疑義を否定し、さらに再否定するようなテーマの展開はちょっと面白い。死刑制度を倫理的な見地で否定したのが壮絶に裏切られてしまい、「ん? 死刑肯定?」と思ったら「生かしといた方が良かったから、やっぱり否定」と技術的な面に転がり込む。話変わってるんですけど(笑)。
渋いキャストはいいなあ〜、と思ってたら、実は主人公の娘の10歳少女役は、若き日のスカーレット・ヨハンソンだったのだね。ああ……よく見れば面影あるか? しかしながら、この幼女があのエロいボディの持ち主になるとは……! この作品からでも、決して早くはない! 時を僕らの未来へ逆回転し、ハアハアしながら見ようではないか……!
- 作者: J・カッツェンバック,高橋健次
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/06
- メディア: 文庫
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