第二回DEMOLITION WEST in 大阪・世界館 試合感想

 さあ、11月以来のデモリッションですよ。
 前回はこちら

 今回は、翌日観戦予定のキックの試合が、売り切れで安い席しか取れなかったので、こちらに残りの予算を投入。RS席! 行ってみたら……リング目の前だよ! 青コーナーのセコンドの人のお尻を触れそうです(触ってどうする)。
 SRSが最前列なのだが、選手入場ルートの関係上、僕の席の前にはなかったんですねえ。事実上の最前列。圧倒的な見やすさ! この会場、結構いいよなあ。

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 では、公式記録をお借りしてレポートを。

 オープニングファイトの途中から入ったんだが、全試合KOか一本での決着だったんだよな。4〜5試合だけ見たが、なかなか豪快だ。

 運営席付近でメモ8さんを発見〜。携帯でつぶやいてます(笑)。で、誰かのセコンドらしき女性と話している……って、あれ辻結花選手じゃないですか! おおおおお、DVDでしか見たことなかったが、ここで本物を見られるとは……。うーむ、やはり実物はいいよ。キラキラしてるな。


◆第1試合 キッズMMA 2分2R
△板敷勁至(和術慧舟會兵庫支部)
△杉原光世(総合格闘技レッドソードGYM)
ドロー(時間切れ判定なしルール)
レフリー:永井

 子供総合! 小学生?
 ふわ〜っと出た杉原、いきなりハイキックなどもらうも、組むと強い。テイクダウンしてバック、さらにマウント。が、板敷もスイープしてガードへ戻す。しかし杉原再びバックを奪取。
 2ラウンド目、杉原は人が変わったように打撃で前に出る……しかし蹴りで押される。組んでテイクダウンし、腕十字を狙う。板敷はがっちりクラッチしてディフェンス……。時間切れでドロー。


◆第2試合 キッズグラップリング 4分1R
△森田将圭(和術慧舟會兵庫支部)
△中村美海(パラエストラ和泉)
ドロー(ポイント2−2)
レフリー:永井

 続いては子供グラップリング! 幼稚園児か? マルコメ少年と幼女の対決!
 しかし、いきなりリング中央を取りあう動きは、もはや本格派。素早いタックルから、森田少年がテイクダウンに成功! 2ポイントを先取。しかし中村もがっちりガードポジションに入れ、その後を展開させない。ブレイクで再開。
 その後は手の取り合い、脇の差し合いが続く。中村の投げを凌いだ森田、そのまま逃げ切りかと思われたが……ラスト5秒、中村タックルから渾身のテイクダウン! 同点! ドロー。
 いや〜、面白いよグラップリング。いつか大人のも見てみたいね。


◆第3試合 フェザー級 5分2R
○高坂勇輝(総合格闘技道場コブラ会)
×森宏之(総合格闘技闇愚羅)
1R2分0秒 チョークスリーパー
レフリー:永井、ジャッジ:田中(竜)、杉村、内川

 スーパーマンパンチで奇襲する森、高坂はこれをかわし、続いてのタックルも切る。しかし高坂は「たかさか」なのだが、会場の応援は「TK!」だった。世界のTK、自らはタックルを決め、ハーフガード、すぐさまパスし、マウントへ。いやがって後ろを向いたところにパウンドを落とし、素早くチョーク……タップ!
 おおおお、鮮やか。


◆第4試合 バンタム級 5分2R
○福島秀和(修斗GYM BLOWS)
×角田成稔(総合格闘技スタジオSTYLE)
判定3−0
レフリー:田中(竜)、ジャッジ:永井(20-18)、杉村(20-18)、内川(20-18)

 打撃の交換から幕開け、福島がいきなり右ストレートから数発当てる。角田はタックル、コーナーに押し付けるが、すでに顔をカット。目の上か? ドクターチェックで再開。再び右ストレートを当てた福島、テイクダウンに成功。しかし角田も立ち上がり、ハイキックからパンチを二発程ヒットさせる。さらにタックルを狙うも切られ、福島が逆襲。

 2ラウンド、ローで崩そうとする角田に、福島はジャブを当てる。角田は息が苦しそうに……。膝、フック、ローと狙う角田だが、福島は片足を取ってテイクダウン、すぐにラバーガードからオモプラッタを仕掛ける角田だが、福島はハーフガードに移行しパウンドを落とす。足を取りに行く角田に、なおも鉄槌。
 両者立ち上がって、角田は膝、ハイキックで逆転を狙うも、もつれて福島がテイクダウンするような格好に。
 効果的なダメージを与えた福島が判定で勝利。


◆第5試合 フェザー級 5分2R
×岸本秀輝(GROUND CORE)
○金島欣和(フリー)
判定0−2
レフリー:田中(竜)、ジャッジ:永井(19-20)、杉村(19-20)、内川(19-19)

 岸本選手、実にやる気ない佇まい……これはいったい……そういうキャラなのか?
 タックルを決め、金島がテイクダウン、ハーフからパウンド。しかし岸本はリバーサルしてバックを奪い、チョークを狙う。金島は担ぎ上げて落とし、崩れたところを立ち上がる。さらにタックルでテイクダウン。岸本はまたリバーサルするが、再び金島が返す。立って組んだところで1ラウンド終了。ここまでは五分か。
 2ラウンド、タックルからハーフへ行く金島。しかしガードに戻される。そのままパウンド。岸本は立つが、またテイクダウンされてパウンド浴びる。ちょっとレスリングに差があるか? また立つが、またもテイクダウンされる。
 テイクダウンのポイントで金島勝利。

 ここまでで1時間。あと三試合……なんだがここで休憩。
 なんだね……メジャー興行の、二時間半、休憩、一時間半みたいなタイムスケジュールに慣れてる人間には、「もうそのままやっちゃおうよ〜」という感じだね。ものすごいテンポの良さ。
 ああ……RS席は見やすいし、グラウンドの攻防も目線の高さ完璧でばっちり見えて、まさに最高の環境だな………。もう今日からチケット売り出しなそうなので、さっさと次もRS取っておくか……。


◆第6試合 CAGE FORCE選抜バンタム級トーナメント準決勝 5分2R
○魚井守(総合格闘技ゴンズジム)
×川端和哉(和術慧舟會奈良 TEAM VAMOS)
判定3−0
レフリー:永井、ジャッジ:田中(竜)(20-19)、杉村(20-19)、内川(20-19)

 ここからトーナメント、前回の勝者が出てくるわけですよ。
 前回のレポートを見ると……魚井はテンカオが目立ち、川端は反則膝でKOされて勝利……。
 静かな出だし。魚井はハイキック、これをキャッチし、川端がテイクダウン。しかし動きがなくブレイク。なんか距離遠いな……。魚井は膝で飛び込み、テイクダウン。しかし川端も立つ。逆にジャブからダブルレッグでテイクダウン。魚井は器用に下から三角を仕掛け、極らないとみるや腕狙いに変える。クラッチが固く極らないが、やや魚井優勢で一ラウンド終了。
 ワンツーを振る川端に、魚井はまたテンカオで飛び込む。が、やや距離が遠く、逆に倒される。ガードから一旦離れた川端、飛び込んでハーフへ。魚井はまた腕狙い。
 ブレイク後、またタックルに行く川端。魚井はフロントチョークを仕掛けるが抜かれる。パウンドを狙う川端、蹴り上げて腕を狙う魚井。攻め切れぬまま終了。
 微妙だが、下からの仕掛けの分か、魚井勝利。うーん、お互いちょっと固かったか……? 前回はトーナメントになったらレベル上がった感じがしたんだが、今回は勝ちたい気持ちが空回りしたか? 難しい。


◆第7試合 CAGE FORCE選抜バンタム級トーナメント準決勝 5分2R
○AKI(PUREBRED京都)
×三上真司総合格闘技闇愚羅)
1R3分41秒 変形チョークスリーパー
レフリー:田中(竜)、ジャッジ:永井、杉村、内川

 さて、こちらもレポートを見ると……タックルのしつこい三上と……なんだこりゃ、動きがロボットのようなAKI。
 で、なんか固い動きのAKIに、三上がテイクダウン……ここでAKIがフロントチョークを狙う。抜けてガードに。腕を狙うAKIを、潰して行く三上。なるほど、AKIは寝技の選手だったか。返してハーフガードに。しかし三上力強い! また返してガードに戻す。立ち上がったところで、コーナーに押し付けて行く三上。完全にパワーでは圧倒か。が、ここでAKIがフロントチョークではなく、そのままの体勢で首を絞り上げる! 四点に引き込みややねじり……完全に入ったか? スピニングチョークのような体勢。三上の身体がぐったりと……落ちた! ストップ!
 おおおおおおお、極った。フロントチョークが頭にあって、その動きに意識が行ってたか? 

 これで、決勝はテンカオの魚井と、チョークのAKIになりました。わかりやすい。


◆第8試合 ウェルター級 5分2R
○北浦徳之(和術慧舟會兵庫支部)
×石中暢(PUREBRED京都)
判定3−0
レフリー:田中(竜)、ジャッジ:永井(20-18)、杉村(19-18)、内川(20-18)

 メイン。
 前回KO勝利の北浦が、まずが右ストレートで先制! 三発ぐらいまともに入るが、石中は凌いでタックル。しかし北浦はバックに回り、マウントを奪取してパウンドを落とす。早くも決まってしまうか……と思ったが、ガードに戻した石中が立ち上がる。北浦はなおもテイクダウンし、パウンド。コーナーで立つ石中。ブレイク後、ミドルキックからハイキックを石中がヒットさせる! ぐらつく北浦。やや攻め疲れしたか。
 2ラウンド、石中のハイがまたヒット! 耐えてテイクダウンする北浦、石中もよく立ち上がり、コーナーで差し合いに。ブレイク後の再開、北浦の左ストレートと、石中のキックの応酬に。パンチも浴びた北浦、必死のテイクダウンでバックを奪取。しかしパウンドが出ない。石中も疲れたか返せず。
 判定は北浦。後半苦しかったが、全体的に押してはいた。石中はハイキックで倒せていれば……。

 ここまでで二時間! なんつう早さだ。一本勝ちも出たし、さくさく進んだなあ。今回はトーナメントよりもワンマッチの方が面白かったね。
 また帰り際にメモ8さんにご挨拶。6月も見に来ますよ〜。

 後にツイッターで、GCMの久保社長から、「ケージフォースとヴァルキリーも関西で実現させたい」とのこと。ぜひ見たいです!


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