『デッド・サイレンス』

 『SAW』の監督がひさびさに手がけたホラー。
 人形を小道具にした正統派ホラーで、ゴシックと呼ぶには映像の作りなどがやや現代的に過ぎるかと思わせる。が、実は作品の眼目はそこにはない。
 「究極の人形」……オープニングから振られているキーワードが、あまりに衝撃的な形でラストに結実する。
 はっきり言ってオチだけの映画なんだが、もうこのラストだけで全て許せてしまう。(結末のためだけに)必見!